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ミノキシジルとは
薄毛の改善に使われる薬といえば、ミノキシジル外用薬が有名です。
医薬品に分類されるものの、病院のみならず国内通販、海外通販(個人輸入代行サイト)でも購入可能な育毛剤です。
さらに、女性でも利用できる育毛剤でもあるため、多くの人に親しまれています。
そんなミノキシジルの、海外通販でしか購入できない内服薬や、外用薬・内服薬のそれぞれの効果、副作用などをこのページでは紹介します。
多くの人が薄毛改善のために使える薬だからこそ、しっかり詳細を把握し、効率の良い発毛につなげましょう。
個人輸入代行サイトで購入できるミノキシジル
グー薬局では、海外のミノキシジルを含む医薬品の個人輸入を代行しています。
ミノキシジル配合量2%や5%といった一般的なものを始め、一部のクリニックでしか処方してもらえない高濃度のミノキシジル外用薬、内服薬も購入可能です。
グー薬局で取り扱いがある商品を挙げました。
ミノキシジルを含む治療薬一覧表 | |
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画像 | 商品名 |
ウゲイン | |
ツゲイン | |
フィンペシア+ノキシジルセット(3ヵ月分) | |
モールエフ | |
フィナクス+ミノクソール(3ヵ月分) | |
フィナクス+ツゲイン(6ヵ月分) | |
ロニタブ | |
ミノクソール | |
デュタストロン+ミノクソール(3ヵ月分) | |
ミノキシジルタブレット(ノキシジル) | |
フィナクス+ミノクソール(6ヵ月分) | |
デュタストロン+ミノクソール(6ヵ月分) | |
ミントップ | |
ミノキシジルタブレット | |
ヘアーオメガフォーミングセラム | |
ロゲイン | |
カークランド | |
フォリックスFR02 | |
フォリックスFR05 | |
フォリックスFR07 | |
フォリックスFR10 | |
フォリックスFR12 | |
フォリックスFR15 | |
フォリックスFR16 |
いくつかの商品はこのページでピックアップして、概要を紹介しています。
上記の関連商品はこちらのページからもすべてチェックできます。
- 関連ページ
- ミノキシジル関連商品一覧
ミノキシジルの種類と購入方法
個人輸入代行サイトでは、国内通販では購入できないミノキシジルの種類も取り扱いがあります。
外用薬は、国内通販でも購入できるリアップが有名ですが、海外医薬品もこれと同じものです。
内服薬もありますが、こちらは国内通販では購入できません。
種類と、購入方法について解説します。
種類
海外通販で購入できるミノキシジルは以下の3種類です。
- 外用薬
└ロゲイン、ツゲイン、フォリックスシリーズ
└フィナステリドを含む外用薬(モールエフ、フォリックスシリーズ) - 内服薬(ミノキシジルタブレット、ミノクソールなど)
詳しい効果は「効果」の項目で解説しますが、大きく分けて2種類あるので自分の体質やライフスタイルに合ったものを選ぶことができます。
- ピンポイントに発毛させたい方は外用薬
- 頭皮に毎回塗り込むのが面倒な方は内服薬
というように選ぶ人が多いです。
また、フィナステリド配合の外用薬は医薬品に分類されます。
国内メーカーの市販外用薬は、ミノキシジル5%のものがあり、多くの人に親しまれています。
しかし、価格が7,000円前後することもあり、継続が難しいと感じる人も多いでしょう。
海外メーカーの外用薬は7%~16%の商品もあり、知名度はそれほどないですが国内メーカーよりも長い販売実績をもつ商品も存在します。
しかも価格が国内外用薬より安いのが特徴です。
クリニックでもそういった海外の外用薬を処方しているケースもあります。
購入方法
通販や病院では、3つのミノキシジルの取り扱いに違いがあります。
以下の表に購入方法をまとめました。
種類 | 病院処方 | 海外 通販 |
ドラッグ ストア |
---|---|---|---|
国内の 市販外用薬 |
- | - | 〇 |
国内の 医療用外用薬 |
△ | - | - |
海外の 外用薬 |
△ | 〇 | - |
フィナステリド 入り外用薬 |
△ | 〇 | - |
内服薬 | △ | 〇 | - |
普通医薬品というとドラッグストアや国内通販では購入できないイメージがあります。
実はミノキシジル外用薬は医薬品の中でも第一類医薬品に属するので、一般的な風邪薬のように購入できるのです。
医薬品はなんでも病院で処方してもらえるのかといえば、そうではありません。
特に内服薬は、国内では未承認であるため、病院独自でミノキシジル内服薬を輸入し処方しているところはあるものの、すべてのクリニックで購入できるわけではないのです。
AGA治療は自由診療なので、高額になる可能性がありますが、薬以外の治療方法も豊富です。
個人輸入代行サイトの利用方法
個人輸入代行サイトでは、海外のミノキシジル外用薬や、国内未承認の内服薬が購入可能です。
個人の利用範囲内であれば、薬の輸入は認められています。
ただし、ミノキシジル外用薬は、一度に輸入できる量が制限されるので注意しましょう。
- 海外に住んでいた頃から使っている薬を、継続して使いたい。
- 海外で人気の商品を購入したい。
そんな方が利用できるため、大変便利な購入方法といえます。
国内でまだ処方されない、価格が安いジェネリック医薬品も買えるのが個人輸入の特徴。
「服用・使用は自己責任」「個人の利用でのみ使用する」などのルールを守りながら、利用しましょう。
- 関連ページ
- 個人輸入について
ミノキシジルの効果
発毛剤にも様々な種類がありますが、ミノキシジルは特に発毛をアシストする効果があります。
世界で初めて発毛効果を認められた成分なのです。
ミノキシジルが発毛にどうはたらきかけるのか、外用薬とタブレットが作られた経緯についてみていきましょう。
ミノキシジルの作用機序
アメリカで最初に降圧剤として研究されて以来、発毛剤として開発され親しまれてきたミノキシジルですが、その作用についてはいまだに解明途中です。
今分かっている時点の作用機序は以下の通りです。
ミノキシジルが体内に入り代謝される
↓
アデノシン受容体に働きかける
↓
血管内の細胞を増殖する因子に働きかける
以上の作用が起き、「血流改善」「細胞増殖作用」につながります。
そうすると、衰弱していた毛母細胞が活性化し、発毛が促されるというわけです。
細く、縮れてしまっていた髪の毛も、太くコシのある毛に育てることができます。
細胞が膨張し、結果的に血管が拡張する作用があるため、血圧を下げる効果がある成分でもあります。
以上のことから、基本的には男性型脱毛症(AGA)の治療で使われる薬です。
推奨度は低いですが、円形脱毛症によって抜けた毛を発毛させる過程で使用されることもあります。
外用薬とタブレットの成り立ち
ミノキシジルには内服薬と外用薬の種類がある、と紹介しました。
発表は、「内服薬→外用薬」という順序になります。
飲むタイプの薬(内服薬)は、当初は高血圧治療のための降圧剤として、アップジョン社(2003年にファイザーの傘下)が開発していたもの(商品名:ロニテンLoniten)です。
薬を飲んだ人の中から、副作用として多毛症が報告され、これが外用薬が研究されるきっかけとなっています。
内服薬は、実はどの国でも発毛剤としては認められていません。
降圧剤としては1979年に承認されていますが、最終選択薬として使われるため、使用には十分な注意が必要となる薬です。
塗るタイプの薬(外用薬)はアップジョン社が研究を始め、1988年にアメリカ食品医薬品局(以下FDA)に「ロゲイン」が承認されています。
そのあと日本でも独自にミノキシジルの研究が行なわれ、1999年にリアップとして発売されました。
その後、様々な会社からミノキシジル外用薬・内服薬のジェネリックが販売されています。
ミノキシジルは女性の薄毛にも効く
「ミノキシジルの効果」で解説した内容を確認すると分かりますが、ミノキシジルは男性ホルモンにはたらきかける作用はありません。
そのため、女性の薄毛にも効果があります。
女性の薄毛の原因はさまざまですが、ミノキシジルは特に以下の症状に効果が期待できます。
- 髪が細い
- 頭皮の血行が悪い
ミノキシジルは血流改善に効果があるため、頭皮の血行を良くし、髪に栄養が届けやすくなります。
細胞増殖の効果もあるため、弱弱しくなってしまった髪の活性化に役立つでしょう。
ただし、女性薄毛への効果は「ミノキシジル2%の外用薬」でしか確認されていません。 2%以上の濃度や内服薬は使わないようにしましょう。
女性は男性に比べると、DHTが増えすぎることによる脱毛は起こりにくいとされています。
フィナステリドやデュタステリドの研究においても、女性の薄毛には効果が確認されず、また安全性も確立されていません。
女性薄毛の症状で多いびまん性脱毛症には、パントテン酸が含まれるサプリや育毛剤が効果があるといわれています。
- 関連ページ
- パントテン酸カルシウムの商品一覧
ミノキシジルとフィナステリド、デュタステリドの併用
ミノキシジルは初めて発毛を認められた薬と言われているのですが、抜毛を防ぐ効果はありません。
AGAになってしまうと、
- 早く脱毛する
- 髪の成長期間が短い
という問題が起こり、ヘアサイクルの悪循環に陥ります。
ミノキシジルは毛を生やすことのできなかった細胞にも髪に栄養を与え、健康的にすることは可能ですが、脱毛の問題は解決できません。
脱毛の問題を根本的に解決するには、フィナステリドやデュタステリドの力が必要です。
ミノキシジルの併用禁忌・注意の薬にフィナステリドやデュタステリドは入っていません。
そのため、併用することが可能です。
以下のようなフィナステリドが含まれた外用薬や、外用薬ツゲインとのセット、ミノタブとフィナステリド、もしくはデュタステリド配合ジェネリックのセットなどもあります。
※画像、医薬品名をクリックすると詳細ページを見ることができます。
抜毛防止薬を含む一覧表 | |
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画像 | 商品名 |
モールエフ フィナステリド配合のミノキシジル外用薬 |
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フォリックスFR12 フィナステリド配合のミノキシジル外用薬 |
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フォリックスFR16 フィナステリド配合のミノキシジル外用薬 |
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フィナクス+ツゲイン(6ヵ月分) フィナステリド錠+ミノキシジル外用薬 |
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フィンペシア+ノキシジルセット(3ヵ月分) フィナステリド錠+ミノキシジル錠 |
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フィナクス+ミノクソール(3ヵ月分) フィナステリド錠+ミノキシジル錠 |
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フィナクス+ミノクソール(6ヵ月分) フィナステリド錠+ミノキシジル錠 |
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デュタストロン+ミノクソール(3ヵ月分) デュタステリド錠+ミノキシジル錠 |
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デュタストロン+ミノクソール(6ヵ月分) デュタステリド錠+ミノキシジル錠 |
ミノキシジルの噂を検証
いざ発毛のためにミノキシジルを使ってみようと思っても、噂や懸念材料などが気になってしまうかもしれません。
- 初期脱毛がある?
- いきなり止めると大変なことになる?
- ミノタブだと生えすぎて困る?
ミノキシジルに関して以上のことが心配、という方が多いので、検証しました。
ミノキシジルは初期脱毛がある?
初期脱毛とは、発毛の薬を飲み始めて2~3ヵ月以内に起こる脱毛の症状のことです。
ミノキシジルにはこの初期脱毛がある方がいます。
細い弱弱しい髪が抜けて、新しい健康な髪になる際に起こります。
最初は驚くかもしれませんが、ここでミノキシジルの使用を止めてしまうと、発毛の効果は得られないので、継続しましょう。
ちなみに、市販のミノキシジル外用薬や、内服薬の副作用には初期脱毛は明記されていません。
そのため、あまり心配しすぎなくて良い症状です。
ミノキシジルを止めると大変?
病気には根本の原因を止めれば、再発が防げるものもあれば、薬の使用中だけ症状が収まるものもあります。
AGAは薬の使用を止めれば、また症状が出てきてしまいます。
もし初期脱毛が起こっても、効果が出るまで続けた方が良いのはこのためです。
しかし、重い副作用の症状が出ている場合は使用を中止し、医療機関に相談してください。
ミノキシジルタブレットは生えすぎる?
外用薬よりもミノキシジルタブレットが生えやすいかどうかは、人それぞれです。
ミノタブは飲むタイプの薬ですが、頭皮に浸透させるよりは、内服した方が体へいきわたる効率は良いといえます。
外用薬よりも、体全体に効果があるのが内服薬の特徴。
頭皮全体はもちろんのこと、体毛も濃くなるでしょう。
そう考えると、「ミノタブは生えすぎる」という噂は、ある意味真実といえるかもしれません。
指や胸毛、腕毛などを濃くしたくないなら、外用薬で頭皮にピンポイントに対策した方が良いでしょう。
ミノキシジルの使い方・飲み方
外用薬と内服薬があるので、それぞれ使い方、飲み方を把握しましょう。
薬には一日の摂取制限量がありますが、外用薬と内服薬では事情が異なります。
共通する利用方法の注意点としては、
- 一日の使用回数や量を守ること
- 最低でも6ヵ月以上使用すること
以上です。
濃度や成分量は適宜自分の体質に合わせて調整できますが、制限を越えて使用したとしても早く薄毛が改善できるわけではありません。
また、効果が出て髪が生え始めた、と実感できるまで最低でも6ヵ月は使用し続けることが推奨されています。
外用薬の使い方
外用薬の基本的な使い方は、以下の通りです。
- 1日2回、朝と夜に分けて使用する。
- 頭皮に直接揉みこむ。
- 1回1ml使用する。
- 塗布した液体が乾くまで洗い流さない。
間隔は12時間程度空けて使用しましょう。
頭皮のミノキシジル濃度を一定に保つためで、そうすることで、発毛の効率が上がります。
液体が髪だけについてしまい、頭皮に届かないと意味がありません。
頭皮に揉みこんで浸透させる必要がありますが、肌を傷つけないように、優しく指の腹でマッサージするように擦りこんでください。
1回の塗布量は付属のスポイトで測ることができ、スプレーの場合、1mlは5~7回プッシュで塗布できます。
女性と男性では塗布できる成分濃度に違いがあるので注意しましょう。
女性・・・塗布できるのは2%濃度まで
男性・・・成分量の制限は特になし
頭皮以外には使用してはいけません。
フィナステリド配合の外用薬の場合、念のため濡れた髪や頭皮に、女性や子供が触れないようにしてください。
タブレットの服用方法
ミノキシジルタブレットの基本的な服用方法は、以下の通りです。
内服するので、外用薬のように1日2回も使用する必要はありません。
成分が変化する恐れがあるので、必ず水かぬるま湯で飲みましょう。
お茶やジュースでの服用は避けてください。
成分量は10mgまで増やすことができますが、副作用のリスクが高まります。
最初は2.5mgの低い用量から飲み始め、体調の様子を見ながら調整しましょう。
飲み忘れた場合、気づいたときにすぐに飲んでください。
しかし、次の日の服用時間が迫っている場合はその日の分は飛ばしてください。
女性は飲めません。
ミノキシジルの副作用
効果もあれば副作用もある、とはいえ、それほど発生頻度は高くありません。
AGAはストレスも一つの要因ですから、あまり気にしすぎない方がいいでしょう。
副作用は内服薬になるほど発生率が高くなるので、特に血圧に問題を抱えている方は注意しましょう。
外用薬の副作用
フィナステリドやデュタステリドの服用と比べても、ミノキシジルの外用薬は副作用がないため、使いやすい育毛剤といえます。
副作用も軽いものですが、以下の症状が現れた場合は使用を中止し、医療機関を受診してください。
部位 | 症状 |
---|---|
皮膚 (頭皮以外にも現れる) |
発疹、皮膚の赤み、塗布部分のかゆみ、かぶれ、ふけ、熱感 |
精神神経系 | 頭痛、気が遠くなる、めまい |
循環器 | 胸の痛み、心臓の拍動が早くなる |
代謝 | 原因不明の体重増加、手足のむくみ |
必ずしも塗った箇所に症状が現れるわけではありません。
使用中は体調観察を怠らないようにしましょう。
タブレットの副作用
上記の外用薬の副作用に加えて、以下の症状が起こる可能性があります。
症状 | 発生頻度 |
---|---|
浮腫(手足のむくみ) | 7% |
吐き気、嘔吐 | 発生頻度不明 |
乳房の圧痛 | 1% |
むくみが起こる確率が高いため、利尿作用のあるサプリや薬と一緒に飲むケースがあります。
血圧を下げる作用があるため、低血圧の症状がある方、高血圧の薬を飲んでいる方は服用前に医師に相談しましょう。
発生頻度は不明ですが、心膜炎、タンポナーデといった重い副作用も報告されているため、循環器に不安を抱えている方は注意が必要です。
タブレットのみ、背中や眉毛の間などに多毛症の症状が見られることがあります。
ミノキシジルの注意点
「ミノキシジルの副作用」にも関連して、使えない方、注意が必要な人がいるのでチェックしてください。
副作用の症状が軽く済むタイプの外用薬でも、使用できない方がいます。
ミノキシジルを使えない人
以下の方はミノキシジルを使うことができません。
✕外用薬を使用できない人 |
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・ミノキシジルによりアレルギー症状を起こしたことがある人 ・未成年者(国内で使用されたことがないため) ・壮年性脱毛症以外の脱毛症の人 ・急激な脱毛や、斑状に髪が抜けている人(他の脱毛症の可能性があるため) ・女性(2%より濃い成分の外用薬の場合) |
✕内服薬を使用できない人 |
---|
・外用薬を使用できない人に当てはまる人 ・女性(妊娠中、妊娠の可能性がある女性、授乳中の人含む) ・併用禁忌薬を使用中の人 |
使用に注意が必要な人
以下の条件に当てはまる方がミノキシジルを使用する際は、医師との相談が必要です。
△外用薬の使用を注意すべき人 |
---|
・過去に医薬品の使用で過敏症(かゆみ、発疹)のアレルギー症状が出た人 ・持病や疾患を治療中の人 ・心臓や腎臓に障害がある人 ・高血圧、または低血圧の人 ・むくみのある人 ・壮年性脱毛症の家族、兄弟姉妹がいない人(壮年性脱毛症以外の脱毛の可能性があるため) ・65歳以上の人 ・甲状腺機能障害がある人 |
△内服薬の使用を注意すべき人 |
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・外用薬の使用を注意すべき人に同じ |
ミノキシジルは血圧に作用する薬なので、心臓をはじめとする循環器に不安がある方は慎重な使用が必要です。
ミノキシジルの併用禁忌・併用注意
ミノキシジルタブレットを使用できない人の条件に、「併用禁忌薬を使用中の人」が挙げられています。
併用禁忌薬は副作用を強める危険があり、併用注意薬とは薬の効果を弱めてしまう薬です。
正しく薬を使用するためにも、把握しておきましょう。
併用禁忌薬・・・特になし
併用注意薬・・・特になし
外用薬を使用中に注意すべき薬はありませんが、ヘアカラーをする場合は染毛している途中で使わないようにしましょう。
併用禁忌薬
・・・イブプロフェン、ED治療薬、イミグラン、アルコール
併用注意薬・・・特になし
風邪薬に使われるイブプロフェン、ED治療薬、アルコールは血管拡張作用があり、血圧を急激に下げる危険があります。
逆に、頭痛薬に含まれるイミグランには血管縮小作用があり、血圧のコントロールが効かなくなる危険性があるので、内服薬と併用してはいけません。
ミノキシジルのジェネリック
ミノキシジルの外用薬は、有効性が使用後4ヵ月で初めて確認できます。
そのため、最低でも6ヵ月使い続ける必要があります。
60mlの外用薬だと1ヵ月で使い切ってしまうので、薄毛治療に取り組んでいる人は、「なるべく安いものを買って、月々の出費を抑えたい」、とお思いでしょう。
その場合、先発薬と同じ効果をもつ上に、価格が安く設定されている、ジェネリック医薬品の利用がおすすめです。
国内のジェネリックもありますが、海外医薬品だと先発薬もジェネリックも市販品より安くなります。
ジェネリック医薬品とは
ジェネリック医薬品は、先に開発、販売された薬(先発薬)の特許が切れた後に、同じ成分を使って作られる薬です。
特許は登録後、20年で切れますので、ミノキシジルは海外でも国内でも、すでに多くのジェネリックが販売されています。
先発薬と同じ成分なので当然同じ効果があると認められています。
薬を使用する人にとって大きなメリットがあるといえるのが、価格が安く抑えられているという点です。
開発にかかるお金が省略されているため、価格が安くなります。
ジェネリック医薬品は日本でも政府が、医療費負担軽減のため利用を推奨している薬です。
- 関連ページ
- ジェネリックとは
「外用薬とタブレットの成り立ち」でも取り上げたように、国内ではミノキシジル外用薬が1999年に初めて販売されています。
これの元になった薬が、当時アップジョン社が開発した「ロゲイン」です。
海外医薬品で、外用薬のジェネリックといえば、ロゲインのジェネリックと言ってよいでしょう。
このページでロゲインについての概要を取り上げています。
ミノキシジルタブレットで一番初めに開発・販売されたのは「ロニテン」です。
そのため、内服薬のジェネリックはロニテンのジェネリックとなります。
ミノキシジルが含まれる人気の医薬品
市販薬でミノキシジルの外用薬は多く販売されていますが、海外医薬品にも同等の効果のある先発薬や、もっと濃度が濃い外用薬などがあります。
海外通販サイトでも人気の商品の概要を紹介します。
ロゲイン
ロニテンを生み出したアップジョン社が開発し、現在はマクニール社が製造・販売しているミノキシジル外用薬です。
濃度は5%あるので、発毛効果が十分に期待できます。
2%のタイプは1980年代から発売しているということもあり、信頼感と実績のある外用薬として、世界中の人から愛されている商品です。
ツゲイン
ロゲインのジェネリックで、お得な価格で購入できます。
インドのシプラ社が販売しているミノキシジル外用薬。
女性が使用できる2%タイプから、スタンダードな5%、高濃度の10%タイプと3種類から選ぶことが可能です。
パッケージや取扱説明書が丁寧に作られていて、初めての方でも安心して使うことができます。
- 関連ページ
- シプラ社の概要
フォリックスシリーズ
2%から16%までミノキシジル濃度が選べるシリーズです。
頭皮の状態を整える成分を配合、頭皮に浸透しやすく製造されているなど、工夫が多いのが特徴。
フォリックスFR12とフォリックスFR16にはヘアサイクルを整えるフィナステリドも配合されています。
ミノキシジルタブレット(ロイドラボラトリーズ)
フィリピンのロイドラボラトリーズ社で製造されているロニテンのジェネリックです。
初めての方も使いやすいように、2.5mg、5mg、10mgの成分量に分かれているので、少ない分量から購入し、自分に合う量に増やしやすいです。
ミノキシジルタブレット(ノキシジル)
ミノキシジルタブレットの中でも大変人気の高いのがこのノキシジル。
タイのT.O.MEDで作られていて、5mg、10mgの2種類から選べます。
ミノキシジルのまとめ
ミノキシジルについてまとめると、以下の通りです。
- ミノキシジルは発毛の効果が唯一認められた薬。
- ミノキシジルは「外用薬」「内服薬」の2種類がある。
- 2%濃度の外用薬は女性も使用できる。
- 海外通販なら高濃度の外用薬、内服薬も購入可能。
- 内服薬は効率の良い育毛ができるが、注意点も多い。
ミノキシジルは市販薬からクリニック、海外通販まで幅広い購入方法があります。
継続して使い続けるものなので、自分の一番使いやすい方法を利用しましょう。
また、種類も選べるので、体質に合ったものを使えるのも特徴です。
先発薬からジェネリックまで、気になった薬があれば詳細を調べてみてください。