イチョウ葉とは

イチョウ葉とは、日本、中国、朝鮮半島に分布されているイチョウ科イチョウ属の植物になります。 高さ約30mまで成長し約2億5千年前から存在するため世界でもっとも古い樹木とされています。

葉の青い6月～9月頃に採取し、抽出したものをイチョウ葉エキスとして、天日で乾燥し細かく粉砕したものは漢方薬として使用されています。

またヨーロッパでは血液循環改善剤として認可され、アメリカでは脳内の活性作用のある食品として使用されています。

中国ではイチョウの葉が鴨の脚と似た形をしていることから、鴨脚（ヤーチャオ）と呼ばれ、このヤーチャオが日本に伝わり、日本の発音に変化させたところ、イチョウとなりました。

もともと日本では銀杏（イチョウ）と呼んでいましたが、ややこしくなってしまうため植物をイチョウ、種子をギンナン（銀杏）と呼ぶようになりました。

イチョウ葉に含まれる成分

イチョウの葉から抽出される、イチョウ葉エキスの主成分は約13種類ありますがその中でも主成分とされているのがフラボノイドとギンコライドという物質になります。この2種類が体内で働くことで健康をサポートします。

フラボノイドとは

フラボノイドとは、ポリフェノールの一種であり、強い抗酸化力があり、活性酸素の過剰発生を抑制し、血管拡張作用、動脈硬化の改善、鎮痙作用、血糖値を正常に戻す、ガンの予防と様々な働きをします。

イチョウ葉には多くのフラボノイドが含まれていて、なかでも水脂両溶性の二重フラボンが含まれているのでほかの植物よりも血行促進への効果が強いとされています。

ギンゴライドとは

ギンゴライドは、イチョウ葉にしか存在しない物質であり、血行障害、アトピー性皮膚炎、花粉症の原因となる血小板活性化因子（血液をかためてしまう物質）の働きを阻止する作用をもっています。

血行をよくするのに役立ち、脳や目の健康に役立ちます。その他にも血栓の予防やアレルギーの症状を緩和すると注目を浴びている物質です。

イチョウ葉の効果

イチョウ葉には血行促進作用があるので体内の様々な部位の改善が期待でき、血管の壁に直接作用するのが特徴で、かたくなったり、狭くなった血管を修復してくれます。

この作用により、血液内の血栓を予防し血管のすべてを正常にします。
特に脳や末梢神経、男性器の周辺にある細い血管に有効的ですので、男性器のサイズアップ、勃起力のサポートにも繋がります。

また、肩こり、冷え症、痛みの改善にも有効的です。

活性酵素の除去

活性酵素は体内に入ると、血栓の原因となったり、血液がドロドロになってしまいます。

イチョウ葉にはこの働きを排除する作用がありますので血液をサラサラにし、血管の代謝を活性化させます。
脳への血流が改善されることで、めまい、頭痛、耳鳴り、思考力の低下にも効果を発揮します。

抗酸化作用

体内にある酵素や抗酸化物質が酸化してしまうと、脳の神経細胞や血管の働きを鈍らせてしまいます。

イチョウ葉には酵素や抗酸化物質の酸化を防ぐ作用があるので、脳への血流を改善し、アルツハイマー病の認知機能を一時的に改善、ボケ防止、痴呆症、脳梗塞、記憶力低下を予防できます。

三大成人病

三大成人病である、ガン、脳卒中、心筋梗塞のうち、脳卒中、心筋梗塞は血液が関連しており、詰まってしまうことで、心筋梗塞がおこります。

イチョウ葉は摂取することで少しずつ血流が改善され、三大成人病を予防していきます。
ガンに関しては、イチョウ葉に含まれている成分フラボノイドが予防してくれるといわれています。

イチョウ葉が必要な人

下記に該当する人はイチョウ葉を摂取することで改善、解消することができます。

・加齢とともに勃起力がおちてきた
・もう一回り男性器のサイズをアップさせたい
・身体中の血液の流れを改善したい
・季節の変わり目に調子を崩しやすい
・健康が気になる
・最近物忘れが多々ある
・脳への血流の流れがあまりよくない

イチョウ葉の摂取方法

イチョウ葉は、お茶とサプリメントからしか摂取することができません。
また、食後に摂取するほうが胃腸に負担もかかりにくく、吸収力もよくなるので効果も高まります。

摂取量は1日120mg～240mgが推奨されています。健康維持が目的であれば、120mg。症状の改善が目的であれば、最大240mg摂取できます。
過剰に摂取したところで、効果が強まるわけではなく、あくまでも継続して飲み続けることで効果を実感できます。

イチョウ葉は体内に溜まりにくいので摂取した分すべてが吸収されるわけではありません。そのため、数回に分けて摂取することが推奨されています。

お茶から摂取

お茶から摂取する場合、少し苦味がありますが、他の茶葉と混ぜることで飲みやすくなります。

生の葉をお茶にして飲むのは避け、必ずギンコール酸を除去してからにしてください。
また、煮出しすぎるとギンコール酸が反応してしまいますので注意が必要です。

ギンコール酸とは

ギンコール酸とは、イチョウの種子の外側を包む皮に含まれている成分です。ギンコール酸に触れると皮膚に炎症がおこります。
葉の部分にも少量ではありますが含まれています。

体内に摂取しても問題ない濃度は5ppm以下となりますが、サプリメントなどの製造時には、しっかりと除去作業が行われているので5ppm以下にされています。

この量であればアレルギー反応はおこらないので安心して摂取することができます。

サプリメントで摂取

お茶から摂取するのが少し面倒な人は、サプリメントで摂取する方法がおすすめです。

イチョウ葉は、血行促進作用があるので、脳、末梢神経、男性器周辺の血管を拡張させます。
主にサプリメント、ペニス増大サプリメント、媚薬に含まれていることが多くなります。

イチョウ葉の他にも成分が一緒に配合されていることが多く、目的に合ったサプリメントを探し購入することができます。
ですが、男性機能に関連のあるサプリメントは日本で販売されていることが少ないので、もし購入を考えている人は個人輸入代行サイトを利用することで入手することができます。

イチョウ葉の副作用

摂取量を守れば副作用が起こるといったことはありません。

過剰摂取してしまった場合、軽度ではありますが下記の副作用が起こる可能性があります。

・胃腸障害
・頭痛
・痒みや湿疹などの皮膚障害
・アレルギー性皮膚炎
・めまい
・吐き気
・便秘
・動悸
が報告されています。

摂取後に異変を感じた際は使用を中止し、医師の診察を受けてください。

イチョウ葉の注意点

イチョウ葉の注意点は下記になります。

1日あたりの摂取量守りましょう。決められた用法用量を守って飲んでください。
また、生のイチョウの葉は重篤なアレルギーを起こす可能性があるため、摂取することはできません。

以下の内容にあてはまる人は、使用前に一度医師に相談をし、併用しても問題ないか確認する必要があります。

・過去に医薬品を使用し、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある人。
・妊娠中、授乳中、不妊治療中の女性の人。
・血糖降下薬を服用中の人。作用を強める可能性があります。
・発作に関連している薬をを服用中の人。てんかんの発作を引き起こす可能性があります。

併用禁忌

・抗血液凝固剤や抗血小板薬（特にアスピリン、ワルファリンカリウム）を服用中の人。出血が高まる可能性があります。
・抗肥満薬のインスリン、利尿剤、抗うつ剤、抗てんかん薬を服用中の人。
・鎮痛剤を服用中の人。
・外科手術の予定がある人。出血が酷くなる可能性があります。予定日の2週間前から摂取を控える必要があります。

イチョウ葉が含まれている商品一覧

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参考サイト：
・イチョウ-Wikipedia
・イチョウ葉-Weblio辞書