更新日:
バイアグラの正しい保管方法と保存のコツ2選
バイアグラには正しい保管・保存方法があります。
保管とは適切な条件のもとで安全に置いておくことであり、保存とは傷み、劣化、腐敗を防ぐことです。
このページでは、
「余ったバイアグラどうしよう?」
「放置してたバイアグラ飲んでも大丈夫かな?」
そんな悩みのある人に向けて、バイアグラの保管や保存についてわかりやすく解説しています。
バイアグラの正しい保管方法
バイアグラは、直射日光や高温多湿を避けて室内で保管しましょう。
医薬品は光、温度、湿度の影響で、有効成分が分解されることがあるため、正しく保管されていない医薬品を飲むと、体に悪い影響を及ぼす可能性があります。
安全な状態で効果をしっかり実感するためにも、正しく保管することを心がけなければなりません。
薬局や製薬メーカーの倉庫などでは、必ず換気が十分に行き届いた清潔な場所が用意されています。
ここからは、保管に向いている場所や向いていない場所について、順番に確認していきましょう。
保管に向いている場所
バイアグラを保管する際の基本は以下の3つです。
「直射日光が当たらない」
「温度は低め」
「乾燥している」
また、具体的な保管場所を挙げると、以下のとおりです。
・缶、箱、引き出しに入れて光を遮る
・室温の範囲を保つ(1~30℃)
・密閉して乾燥剤と一緒に入れる
・子どもやペットの手が届かない場所に置く
ご自身の部屋の中に該当する場所があれば、そこに保管しましょう。
誤飲などを避けるためにも、子どもやペットの手の届かない場所に置いておく必要があります。
保管に向かない場所
直射日光や高温多湿の場所は保管に向かないため、屋外や寒暖差のある場所は避けて保管しましょう。
高温になりやすい場所としては、ストーブなどの暖房器具や、ガスコンロの付近が挙げられます。
多湿になりやすい場所ですが、洗面所や台所など、なるべく水場の近くは避けましょう。
また、冷暗所であるからといって冷蔵庫に保管すると、取り出すときに温度差で結露してしまいます。
保管は必ず室内で日の当たらない場所を選び、うっかり直射日光が当たる場所や高温多湿の場所に置き忘れないように気を付けましょう。
バイアグラを長持ちさせる保存のコツ2選
バイアグラの保存に関しては、未開封状態が一番長持ちします。
バイアグラはシートから取り出すと、正しく保管していても、傷み、劣化、腐敗が進むので注意しておきましょう。
バイアグラを割った場合、断面部分からはさらに早く、傷み、劣化、腐敗が進んでしまうので要注意です。
ここからは、シートから取り出した場合、割ってしまった場合の保存のコツについて、順番にご紹介します。
シートから取り出したバイアグラの場合
錠剤やODフィルムなどの形状に関わらず、バイアグラは開封した瞬間から劣化が始まります。
開封済みのバイアグラは、医薬品専用のピルケースに入れて保管しましょう。
ピルケースは、通販や100円ショップなどで売っています。
また、アメリカ産のボトル入りのバイアグラの場合、とくに保管には注意が必要です。
ボトル入りのタイプはアメリカで使用される前提で製造や販売されており、残念ながら湿度が高い日本の環境には適していません。
一度開封すると、シート入りのバイアグラよりも早く劣化してしまうことを覚えておきましょう。
また、入れ物を問わず、開封してから長時間が経過している場合やバイアグラの色や形など見た目が変化していれば処分してください。
処分の際は、紙に包むか封筒にいれるなどして、燃えるゴミとして廃棄しましょう。
割ったバイアグラの場合
割ったバイアグラは開封済みのものよりもさらに早く劣化します。
ラップに包んで正しい場所に保管することで少し長持ちしますが、2日以内を目途になるべく早く飲み切るようにしましょう。
バイアグラを割ると、断面部分には錠剤のコーティングが働かなくなるため、中身がむき出しになって成分が外気に触れてしまい劣化が早まります。
また、ODフィルムは、手に取ると湿度や手の汗で溶け始めるため、一度開封してしまうと保存ができません。
高容量のバイアグラを割って飲むのはコストパフォーマンスの高い飲み方ですが、品質の劣化を早めてしまうことには注意が必要です。
割って飲む場合、あらかじめ早めに飲み切れるように計画を立てておくとよいでしょう。
バイアグラの使用期限とその確認方法
バイアグラの使用期限は、錠剤が製造から5年、ODフィルムが製造から3年です。
詳しい使用期限は、バイアグラの外箱やシートに記載されています。
例えば「EXP28.10」と記載されている場合、使用期限は「2028年10月」です。
「EXP」の後に「年.月」を表す数字が入っています。
ただし、医薬品はロット番号で管理されていることが多く、使用期限の記載が見つからないジェネリック薬もあるはずです。
使用期限が気になる場合や何か怪しいと感じれば、入手先に問い合わせてみましょう。
使用期限の切れたバイアグラを飲むとどうなる
使用期限の過ぎたバイアグラは絶対に飲まないようにしましょう。
製薬メーカーも国も、使用期限内の医薬品が安全であると保証するために多くの労力を払っており、使用期限がギリギリのバイアグラを飲んでも問題はありません。
しかし、使用期限が切れているバイアグラは、本来の効果が見込めないだけではなく、想定外の副作用が起こる可能性があり非常に危険です。
バイアグラを飲む際は、必ず使用期限を確認してから飲みましょう。
バイアグラを他人に譲るのは違法
バイアグラの譲渡や売買は薬機法違反で、過去には無許可でバイアグラを販売したことで逮捕者も出ています。
日本国内では、バイアグラをはじめとする処方箋医薬品の入手方法は、医師に処方してもらうか、自己使用を目的とした個人輸入しか認められていません。
厳しいルールが設けられているのは、持病や常用薬とバイアグラの効果が重なることで、命に関わる症状を引き起こす恐れがあるためです。
そのため薬機法により譲渡や販売はもちろん、取り扱いに関しても厳しく定められており、許可なくバイアグラを譲渡したり売買することは違法行為となります。