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イソトレチノインの効果-実際の口コミも紹介

イソトレチノインの効果-実際の口コミも紹介

イソトレチノインは、ビタミンA誘導体の一種であり、主に重症のニキビ治療に対して効果が期待されています。

とくに、炎症が強く、繰り返しできるニキビに悩んでいる人に最適です。

また、皮膚科や美容皮膚科でニキビが治らなかった人にもおすすめです。

この記事では、イソトレチノインの効果や、実際に服用した人の口コミなどを紹介します。

イソトレチノインの効果

イソトレチノインの効果

●皮脂の過剰分泌を抑制する
●異常な角化を抑制する
●炎症を抑制する

これらの効果は、イソトレチノインが持つ、「皮脂腺を縮小して皮脂の生成を減らす作用」、「細胞の周期を整える作用」、「アクネ菌を減らす作用」によって発揮されます。

炎症が強いニキビが繰り返しできてしまう場合、皮脂腺が拡大してしまっていることから、皮脂の過剰分泌が続いている可能性が高いです。
またその状態に加え、毛穴の出口が角化して硬くなると、皮脂や汚れ、角栓が毛穴に詰まり、どんどん新しいニキビが増えていきます。

イソトレチノインは、皮脂腺を縮小させることで皮脂の過剰分泌を防ぎ、かつ細胞の周期を整えることで毛穴の異常な角化を抑制して、繰り返すニキビの原因を根本から改善していくのです。
さらに、ニキビの原因菌であるアクネ菌を減らすため、炎症の進行を抑制して鎮めることができます。

イソトレチノインは、このようにニキビを根本から改善する作用により、保険適用の治療で改善が見られないニキビや、繰り返すニキビ、痛みを伴う嚢胞性ざ瘡(膿が溜まったニキビ)に対しても大きな効果を発揮しています。

イソトレチノインとは

イソトレチノインは、抗炎症作用に優れるビタミンA誘導体の一種です。

抗生物質や過酸化ベンゾイルなど、従来のニキビ治療では改善できない重症のニキビに対する治療薬として、米国食品医薬品局(FDA)に承認されています。
また、海外のニキビ治療ガイドラインでも積極的に推奨されています。

しかし、副作用のリスクが高いことから、日本では未承認の治療薬です。
そのため、イソトレチノインを入手するには、自由診療をおこなっている病院などで購入する必要があります。

イソトレチノインの詳しい購入方法については、別の記事で紹介していますので、興味のある人はこちらもあわせてご覧ください。

ニキビ跡への効果

イソトレチノインのニキビ跡への効果は、間接的なものとなります。

イソトレチノインの効果は、ニキビの進行や炎症を防いだり、新たなニキビの発生を防ぐことであり、すでにできてしまっているへこみやケロイドのようなニキビ跡を改善する効果はありません。

ただし、新たなニキビの発生を防ぐことは、ニキビ跡を防ぐことに繋がります。

イソトレチノインにより皮膚の状態が改善されることで、ニキビ自体が減少し、それに伴ってニキビ跡もできなくなるのです。

そのため、イソトレチノインは、ニキビ跡に対し間接的に効果を発揮しています。

酒さへの効果

イソトレチノインは、酒さと呼ばれる赤みや吹き出物にも効果的とされています。

酒さは、頬や鼻など、顔の中心部に赤みやほてりが現れ、小さな吹き出物が生じる皮膚の疾患です。

イソトレチノインは、その炎症を抑制する効果や皮膚細胞の働きを整える作用を持ちます。

このため、酒さによる赤みや皮膚の厚さ、吹き出物などの症状の改善にもつながると考えられているのです。

イソトレチノインの効果はいつから現れるか

イソトレチノインの効果が現れるのは、一般的には服用を始めてから1〜4ヶ月程度です。

効果の実感には個人差があります。
早い人では1ヶ月で効果を感じることもありますが、2〜3ヶ月で効果を実感する人が多いといわれています。
また、通常は4ヶ月継続して服用することで、より強い効果が現れるとされています。

そのため、イソトレチノインの効果が現れるのは、1~4カ月程度と考えておきましょう。

イソトレチノインと他のニキビ治療薬の比較

イソトレチノインと他のニキビ治療薬ではどんな点が違うのか、比較したものを以下の表にまとめました。

対象のニキビ 効果 効果が現れるまでの期間 主な副作用 薬のタイプ
イソトレチノイン ・重症ニキビ
・保険適用のニキビ治療が効かない場合
・皮脂の過剰分泌を抑制する
・異常な角化を抑制する
・炎症を抑制する
通常1~4ヶ月 ・皮膚症状(乾燥、かゆみ、発疹、日光過敏症など)
・胎児の奇形
・精神症状(うつ、自殺企図など)
内服薬
(飲み薬)
クリンダマイシン/過酸化ベンゾイル配合ゲル
(デュアック配合ゲル)
・中等症~重症の炎症を起こしているニキビ ・ニキビの原因菌の増殖を抑制する
・毛穴の閉塞を改善する
通常2週間~3ヶ月 ・皮膚症状(乾燥、刺激感、紅斑など)
・大腸炎
外用薬
(塗り薬)
アダパレン/過酸化ベンゾイル配合ゲル
(エピデュオゲル)
・中等症~重症の炎症を起こしているニキビ ・毛穴の閉塞を改善する
・ニキビの原因菌(特にアクネ菌)の増殖を抑制する
通常2週間~3ヶ月 ・皮膚症状(刺激感、乾燥、紅斑) 外用薬
(塗り薬)
内服抗生物質
(ドキシサイクリンなど)
・炎症を起こしているニキビ ・タンパク質合成を阻害して細菌(特に黄色ブドウ球菌)の増殖を抑制する 通常2~4週間 ・消化器症状(吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢など) 内服薬
(飲み薬)
外用抗生物質
(クリンダマイシンなど)
・炎症を起こしているニキビ ・アクネ菌、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌の増殖を抑制する
・炎症を抑える
通常1~4ヶ月 ・皮膚症状(痒み、つっぱり、刺激感、発赤など)
・肝機能症状(総ビリルビンの上昇など)
外用薬
(塗り薬)

イソトレチノインは、ほかのニキビ治療薬よりも副作用が多い一方、保険適用のニキビ治療薬では効果が不十分だったニキビに対しても有効とされています。

イソトレチノインは、他のニキビ治療薬と比べて副作用に注意が必要ですが、繰り返すニキビや重症のニキビに対して大きな効果が期待できる治療薬といえるでしょう。

イソトレチノインの口コミを紹介

実際にイソトレチノインを服用した方の口コミを以下にまとめました。

結論、ニキビ治りました。ちなみに私は論文まで読み込んでから購入に至った者です。日本では未承認ですが、論文を読んだところ日本の臨床医も美容皮膚科医も有効成分のイソトレチノインを推奨していました。海外ではメジャーな薬ですし、厚生労働省が認めていないだけのようです。

しこりが残ってたニキビも、1ヶ月で平らになった。
だけど妊娠考えてる人には使えないから、それは難点かな。

病院から薬をもらうくらい酷いニキビですが、通院する時間が取れないのでこちらで購入。症状が改善されてきたので続けてみます。

このように、多くの方々がニキビへの効果を実感しています。
イソトレチノインを服用する際は、ぜひこのような実際の口コミも参考にしてみてください。

グー薬局では、イソトレチノインを有効成分とするジェネリック医薬品を取り扱っています。
ジェネリック医薬品は、先発薬と同じ有効成分で作られた医薬品です。
開発コストが抑えられているので、効果は同じでありながら、先発薬よりも安い価格で購入できるという大きなメリットがあります。
イソトレチノインの服用を検討している人は、ぜひこちらからご覧ください。

イソトレチノインの効果的な飲み方

イソトレチノインの効果的な飲み方

イソトレチノインの効果的な服用方法は、食事と同時、あるいは食後に服用することです。

イソトレチノインは親油性が高く、脂肪に溶けやすい成分であるため、食事に含まれる脂肪によって吸収が良くなるのです。

イソトレチノインを服用する際は、効果を最大限引き出すために、食事と一緒に服用することを意識しましょう。

イソトレチノインの通常の服用量は、体重1kgに対して1日0.5〜1mgとなっています。
ただし、1日の最大量は、体重に関わらず60㎎までと決められているため、必ずこの量を守ってください。

また、初めて服用する場合は、1日1回20mgから始めて、様子を見ながら適宜増減していきましょう。

イソトレチノインを飲む期間

イソトレチノインの治療期間には個人差がありますが、一般的には約4〜6ヶ月程度とされています。

海外の研究で、イソトレチノインを4カ月服用することで、多くの患者のニキビが改善されたと報告されているためです。

また、累計使用量が体重1kgあたり120mgに達すると、再発を防ぐことにもつながるとされています。
ある研究において、体重1kgに対して0.5mgと1mgのイソトレチノインを服用した場合、ニキビの改善に大きな差は見られなかったものの、再発率には明らかな差があるとわかったのです。

ちなみに、下記の計算式に自分の体重を入れて計算すると、イソトレチノインが効いてニキビが治るまでの服用期間がわかります。

計算式

体重×120㎎=a
a÷1回の服用量=服用期間

例:体重が70㎏の場合
70×120=8400
8400÷60=140
必要な期間は140日間となる

注意点
①1回の最大服用量は体重×1㎎まで
②体重に関わらず1回の最大量は60㎎まで

イソトレチノインの治療期間は、効果によって個人差はありますが、一般的には約4~6カ月程度と考えておきましょう。

イソトレチノインの注意点

イソトレチノインの注意点

イソトレチノインを服用する際の注意点を以下にまとめました。

①肌の乾燥
②ビタミンA との併用
③皮脂が戻る

イソトレチノインは、重症のニキビに対して強力な効果がある一方で、副作用などのリスクも高いとされています。

次の項目では、それぞれの注意点を詳しく解説していきます。

①肌の乾燥

イソトレチノインの服用で最も多く現れる副作用は、肌の乾燥です。

これは、皮脂腺の収縮により、皮脂の分泌量が減少することによって起こります。

ちなみに、イソトレチノインには、ほかにも以下のような副作用があります。

よくある副作用 重大な副作用
・口唇炎
・唇、皮膚、口、鼻の乾燥
・ドライアイ
・日光過敏症
・かゆみ(そう痒症)
・皮膚の脆弱性など
・胎児の奇形、流産、早産、死産
・重大な精神疾患(うつ、自殺企図など)
・アナフィラキシーショック
・潰瘍性大腸炎
・視力低下など

イソトレチノインの服用により、皮膚はとても敏感になります。
紫外線や乾燥を避けるために、服用中は日焼け止めや保湿剤を使用してください。

また、治療後6ヶ月間は、皮膚に対するレーザー治療などを避けましょう。

イソトレチノインの詳しい副作用については、別の記事で解説しています。
興味のある人はぜひ、こちらからご覧ください。

②ビタミンAとの併用

イソトレチノインとビタミンAを含む内服薬の併用は禁忌です。

内服薬だけではなく、ビタミンAを含むサプリメントや食品にも注意が必要となります。

イソトレチノインとビタミンAを併用することで、副作用が引き起こされやすくなるためです。

また、以下に当てはまる人は、イソトレチノインの服用が禁忌となるため注意してください。

●妊娠中や授乳中、妊娠している可能性がある方
●12歳未満
●ビタミンAなどイソトレチノインの成分に対して過敏症がある方
●重度の肝機能障害がある方
●テトラサイクリン系の抗生物質(ビブラマイシン、ミノマイシンなど)、セントジョーンズワートを服用している方

イソトレチノインは、胎児の奇形などの副作用が報告されています。
このため、妊娠中、授乳中、または妊娠している可能性がある人は服用できません。

イソトレチノイン服用中はもちろん、服用後も、女性は6カ月間、男性は1カ月間避妊をしてください。

また、受け手に対してリスクをもたらす可能性があるため、献血も避けてください。

③皮脂が戻る

イソトレチノインの服用をやめた後、皮脂の分泌量が戻り、ニキビが再発することがあります。

イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシス(細胞の自然死)を促進する作用があります。

しかし、服用を中止すると、アポトーシスを起こさずに収縮した皮脂腺のサイズが元に戻ることがあるのです。

イソトレチノインの服用をやめた後の経過については、別の記事で詳しく解説しているので、興味のある人はこちらからご覧ください。

まとめ

・イソトレチノインの主な効果は以下の通り。
●皮脂の過剰分泌の抑制
●異常な角化の抑制
●炎症の抑制

・イソトレチノインは、ニキビの進行や炎症を抑制するだけでなく、角化を防ぐことでニキビが発生しにくい状態へと整える。

・イソトレチノインは、食事と同じタイミングか、食後に服用することでより大きく効果を発揮する。

イソトレチノインは、国際的なガイドラインで重症のニキビの治療薬として推奨されており、多くの人が効果を実感できる治療薬です。

副作用や禁忌をしっかりと理解して、医師の指示に従って安全に服用しましょう。

よくある質問

Q&A

イソトレチノインの効果についてよくある質問にお答えします。

イソトレチノインは保険適用?

イソトレチノインは保険適用外です。

日本国内では未承認のため、保険が適用されず自由診療となります。

イソトレチノインとトレチノインの違いは?

イソトレチノインとトレチノインの違いは、剤形と治療対象です。
これらの違いは、成分の違いに関係しています。

イソトレチノイン トレチノイン
医薬品のタイプ 内服薬(飲み薬) 外用薬(塗り薬)
治療の対象 ニキビ シワ、ニキビなど

どちらもビタミンA(レチノール)誘導体ですが、トレチノインは体内でレチノールが変換されたレチノイン酸です。
一方、イソトレチノインはレチノイン酸からイソ体(光学異性体のひとつ)を抽出したものになります。

このような細かい成分の違いから、イソトレチノインとトレチノインは剤形と治療対象に違いが出ています。