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ニキビとは

ニキビとは、尋常性ざ瘡と呼ばれる皮膚の病気です。

皮脂が過剰に分泌されたりすることで毛穴が詰まり、ニキビの原因菌であるアクネ菌が毛穴の中で増殖してしまい起こります。

皮脂が多く出やすいおでこやほほ、あごやフェイスラインなどにできやすく、鼻や口のまわり、背中などにできることもあります。

ニキビは、悪化して重症化していくにつれて治りづらくなるため、症状に合った治療をおこなうことが大切です。

ニキビの種類と原因

ニキビの種類は、症状の重さによって以下のように区別されます。

種類 白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ 紫ニキビ
画像 白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ 紫ニキビ
状態 皮脂が毛穴に詰まった状態。
ぽつんと小さな白い点に見える。
白ニキビの毛穴が開き、メラニンや酸化された皮脂によって黒く見える状態。 白ニキビ、黒ニキビが悪化し炎症が起こっている状態。
増殖したアクネ菌が盛んに活動している。
赤ニキビがさらに悪化し、膿が溜まった状態。
アクネ菌だけではなくブドウ球菌も増殖している。
ニキビが最も悪化した状態。
膿と血が溜まって膨れ上がっているのでしこりニキビとも呼ばれる。

ニキビの主な原因は、皮脂が過剰に分泌されること毛穴の詰まりアクネ菌の増殖によるものです。

まず、皮脂が過剰に分泌されると、毛穴の出口が詰まり皮脂が溜まっていきます。
これが初期段階である白ニキビであり、白ニキビが酸化して黒ずんだものが黒ニキビです。

毛穴が詰まり肌のターンオーバーが乱れると、古い角質が剥がれず、角質や汚れが溜まっていきます。
ここからさらに悪化すると、毛穴の中でアクネ菌が増殖し続け炎症を起こし、赤ニキビになってしまうのです。

また、赤ニキビが悪化すると膿が溜まって黄ニキビになり、さらに進行し血も溜まることで紫ニキビになります。
紫ニキビにまで悪化してしまうと、治りづらいニキビ跡が残る可能性がとても高くなってしまいます。

ニキビの重症度

ニキビの重症度は、日本皮膚科学会によるニキビ治療ガイドラインに判定基準が記されています。
重症度判定基準は以下の通りです。

【ニキビの重症度判定基準】
▶軽症:顔面の片側に炎症性皮疹が5個以下
▶中等症:顔面の片側に炎症性皮疹が6個以上20個以下
▶重症:顔面の片側に炎症性皮疹が21個以上50個以下
▶最重症:顔面の片側に炎症性皮疹が51個以上

※参考:尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023(PDF)

ニキビ治療の流れと期間

ニキビ治療の流れと期間は、ニキビの種類によって異なります。
炎症が起きる前の初期ニキビから膿や痛みを伴うニキビまでの、治療の流れと期間は以下の通りです。

【白ニキビ・黒ニキビ】
生活習慣や洗顔方法の改善と、毛穴の詰まりを改善する治療薬で使用する。
・数日~10日で改善する。

【赤ニキビ・黄ニキビ】
・白ニキビ・黒ニキビと同じく生活習慣や洗顔方法の改善が基本。それに合わせて、抗炎症作用のある治療薬や抗生物質を使用する。
・数週間から3カ月ほどの治療が必要。

【紫ニキビ】
抗生物質を使用する。炎症が強く、腫れや痛みがひどい場合は、ステロイド局所注射や切開が適応の場合もある。
・完治までは数カ月~半年ほどかかる。

ニキビを早く治す方法については、別の記事でニキビの種類ごとに詳しく解説しています。
ニキビをなるべく早く治したい方や気になる方は、こちらもあわせてご覧ください。

ニキビ治療に効果的な成分

ニキビに効果的な成分と治療薬を、以下の表にまとめました。

有効成分 イソトレチノイン トレチノイン アダパレン 過酸化ベンゾイル アゼライン酸 クリンダマイシン レボフロキサシン ミノマイシン
商品例 アクネトレント トレチノインジェル エピデュオゲル ベンザックジェル アジダームクリーム クリンダマイシンゲル クラビリン AKAMIN
画像 アクネトレント(イソトレチノイン) トレチノインジェル エピデュオゲル ベンザックジェル アジダームクリーム クリンダマイシンゲル クラビリン AKAMIN(ミノマイシン・ジェネリック)
成分詳細 ▶イソトレチノイン詳細 ▶トレチノイン詳細 ▶アダパレン詳細 ▶過酸化ベンゾイル詳細 ▶アゼライン酸詳細 ▶クリンダマイシン詳細 ▶レボフロキサシン詳細 ▶ミノマイシン詳細

ここからは、それぞれの成分の特徴をわかりやすく解説していきます。
ぜひ参考にして、自身のニキビに合った治療薬を見つけてください。

イソトレチノイン

イソトレチノインの効果

イソトレチノインはビタミンA導入体の1種で、重症化した紫ニキビや繰り返しできるニキビに効果的な成分です。

皮脂が過剰に分泌されることを防ぐ作用毛穴の角化を防ぐ作用抗菌・抗炎症作用により、治りづらいニキビにも高い効果を発揮します。

イソトレチノインは、皮脂を分泌させる皮脂線を縮小させたり、毛穴の出口が固くなる角化を抑えたりすることで毛穴の詰まりを防ぐので、ニキビの原因を根本から改善できるのです。

日本では未承認のため保険適用外ですが、最重症のニキビでも大きく改善させることから「ニキビ治療の最後の切り札」と呼ばれており、ニキビ治療に最も効果がある成分として世界各国の医療現場で活用されています。

日本では未承認のため保険適用外ですが、世界では多くの国が重症ニキビの治療薬として承認しています。

イソトレチノイン配合の商品はこちら

トレチノイン

トレチノインの効果

トレチノインは、アメリカでニキビやシワの治療薬としてFDA(アメリカ食品医薬局)に承認されている成分です。

角質を剥がす作用や、皮脂腺の働きを抑える作用から、ニキビ治療に効果を発揮します。

この2つの作用によって毛穴の詰まりが改善され、さらに皮脂の量も減るため、白ニキビ黒ニキビを治療できるほか、繰り返しできるニキビにも効果的です。

また、肌のターンオーバーを促進する作用も強く、最短2週間ほどでメラニン色素が外に排出され、シミやニキビ跡が目立たなくなります。
ちなみにコラーゲンの生成を促進する作用もあるため、使用し続けることで肌にハリも生まれます。

イソトレチノインと同じく日本では保険適用外ですが、ニキビの治療薬としても、皮膚の若返り薬としても使用されている有益な成分です。

アダパレン

アダパレンの効果

アダパレンは主にニキビの初期段階で使用される、ビタミンA誘導体に似た成分です。

毛穴の角質を薄くする作用により、ニキビの原因となる毛穴の詰まりを解消する効果があります。

炎症を抑える作用は無いので赤ニキビへの効果は比較的ゆるやかですが、初期段階である白ニキビ黒ニキビを治療できるため、ニキビの数が増えるのを防ぐことができます。

また、治療後のニキビが落ち着いた状態を維持する薬としても使用でき、現在は日本を含む80カ国以上の国で幅広く活用されています。

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過酸化ベンゾイル

過酸化ベンゾイルの効果

過酸化ベンゾイルは、初期段階の白ニキビ黒ニキビだけでなく、炎症が起きている赤ニキビ黄ニキビにも効果的な成分です。

ピーリング作用により、皮膚の古い角質を剥がして毛穴の詰まりを改善します。
また抗菌作用もあり、ニキビの原因菌であるアクネ菌の増殖を抑えて死滅させます。

海外では50年以上前から使用されており、現在では日本でも広く使用されている、実績のあるニキビ治療薬です。

また過酸化ベンゾイルは、抗生物質とは異なり耐性菌が出ないので、長期間使用しても強い効果を保ったままニキビを改善していけるという大きなメリットがあります。
耐性菌によって抗生物質では治療できなかったニキビでも改善できるため、非常に有益な成分の1つです。

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アゼライン酸

アゼライン酸の効果

アゼライン酸は穀類や酵母に含まれる天然由来成分で、初期段階の白ニキビ黒ニキビから、炎症後の赤ニキビ、さらにニキビ跡にも効果的です。

皮脂が過剰に分泌されることを防ぐ作用毛穴の詰まりを改善する作用抗菌・殺菌作用の3つによって、さまざまなニキビを改善します。

さらに、メラニン生成を抑える作用もあるため、色素沈着したニキビ跡の改善にも効果的です。
この効果から、シミや肝斑の改善に使用されることもあります。

副作用や耐性菌のリスクも低く、長期使用も可能な安全性が高い成分です。

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クリンダマイシン

クリンダマイシンの効果

クリンダマイシンは、リンコマイシン系に分類される抗生物質です。

細菌のタンパク質合成を阻害する作用があり、ニキビの原因になるアクネ菌やブドウ球菌の増殖を抑えて、死滅させます。

とくに、赤みや痛みを伴う赤ニキビ黄ニキビに効果的です。
ただし炎症を起こしたニキビにのみ作用するため、炎症していない初期段階のニキビには効果がありません。

ちなみに、リンコマイシン系は、ニキビ治療目的で処方される抗生物質の中でもとくに効果が強い種類ですが、その分副作用が出やすいとされています。

また、長期的な使用は耐性菌が出るリスクがあります。
4週間以上経過しても効果がみられない場合は、すみやかに使用を中止しましょう。

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レボフロキサシン

レボフロキサシンは、ニューキノロン系に分類される抗生物質です。

細菌のDNA合成を阻害する作用があり、アクネ菌の増殖を抑えて死滅させます。
そのため、アクネ菌による炎症を起こしている赤ニキビに効果的です。

レボフロキサシンは、抗菌力が強く、さまざまな細菌に有効なことや、副作用も少ないことから、日本でもっとも使用されている抗菌薬のひとつです。

ただし、クリンダマイシンと同じく耐性菌のリスクがあるため、4週間以上経過しても効果が出ない場合はすみやかに使用を中止しましょう。

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ミノマイシン

ミノマイシンは、テトラサイクリン系に分類される抗生物質です。

抗炎症作用に加え、アクネ菌とブドウ球菌の増殖を抑えて死滅させる作用があります。
また、テトラサイクリン系抗生物質の中でも効果が高く、抗菌力は1~4倍ともいわれています。

とくに、炎症を起こした赤ニキビや膿が溜まった黄ニキビに有効で、日本皮膚科学会のガイドラインでもミノマイシンの使用が推奨されています。

比較的耐性菌のリスクも少なく、同じテトラサイクリン系抗生物質では効きにくい耐性ブドウ球菌にも効果的です。

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ニキビの種類別おすすめの薬

ここまで紹介したように、ニキビを改善する治療薬はたくさんありますが、どのニキビに効果があるのかはそれぞれ異なります。

たとえば、抗炎症作用がある抗生物質には毛穴の詰まりを改善する作用がないため、白ニキビや黒ニキビには効果がありません。

ニキビの治療薬といってもそれぞれ作用が異なり、症状によっては十分に効果を発揮できないものもあるため、自分の症状に合うもので適切に治療していくことが大切なのです。

どのニキビにどんな治療薬が効果的なのかは、別の記事で詳しくまとめています。
こちらもぜひ、あわせてご覧ください。

ニキビ跡とは

ニキビ跡とは、ニキビが治ったあと肌に残る、凸凹(クレーターやケロイド)、赤み、色素沈着などのことです。

炎症が長引いたり繰り返しニキビができることで、細菌が皮膚の奥にある真皮まで増殖し、ニキビ跡として残ってしまいます。
軽症のニキビであれば跡は残りにくいのですが、引っかいたり潰したりすると炎症が悪化してしまい、ニキビ跡の原因になるため注意しましょう。

赤みや色素沈着は、セルフケアや時間の経過とともに薄くなることもあります。
しかし、クレーターやケロイドになった部分はセルフケアで治すことが難しいため、美容クリニックなどで治療を受けることがおすすめです。

ニキビ跡の種類と治療方法

ニキビ跡の種類と治療方法を、以下の表にまとめました。
ニキビ跡にお悩みの人は、どの治療法が合っているのかぜひ参考にしてください。

種類 状態 治療方法
赤み 【ニキビが落ち着いて半年以内】
→炎症が跡として赤く残っている状態。
【ニキビが落ち着いて半年以上】
→肌の表面がニキビのダメージで薄くなり、皮膚が赤く見えている状態。
・抗炎症作用のある治療薬や、ターンオーバーを促進する作用のある治療薬を使用する。
色素沈着 ニキビ跡が茶色いシミのような形で残った状態。
ニキビによる炎症が長引き、肌を守るためにメラニンが作られたことでできる。
クレーター ニキビ跡の皮膚に凸凹ができた状態。
赤ニキビ、黄ニキビの悪化により、皮膚の真皮層が破壊されたことでできる。
・皮膚科や美容クリニックで、レーザー治療やダーマペンなどの施術を受ける。
ケロイド ニキビ跡の皮膚がやけどの跡のように盛り上がっている状態。
破壊された皮膚の真皮層が修復されるときに、皮膚組織が過剰に作られることでできる。
・外用薬を使うか、ステロイド剤の局所注射などの施術を受ける。

ニキビ跡におすすめの成分と薬

ニキビ跡におすすめの成分と治療薬は以下の通りです。
ニキビ跡にお悩みの方は、ぜひ参考にして自分の症状に合うものをお選びください。

【ハイドロキノン】
→メラニンが作られるのを防ぐ作用により、赤みや色素沈着改善に効果がある。

【トレチノイン】
→ターンオーバーを促進する作用から、赤みや色素沈着改善に効果がある。

【カタツムリエキス】
→皮膚を保護する作用や、肌表面の死んだ細胞を取り除く作用などから、赤み、色素沈着、ケロイド改善に効果がある。

ニキビやニキビ跡を防ぐには

ミノマイシンの効果

ニキビを防ぐためには、規則正しい生活を送ることが基本です。

栄養バランスが整った食事や睡眠時間を十分に取ることを意識して、生活習慣を改善しましょう。
過度なストレスも肌トラブルを引き起こす原因になるため、うまく発散していくことがおすすめです。

また、スキンケアを正しくおこなうことも大切です。
肌を刺激するスキンケアは避けて、保湿をしっかりおこない乾燥や刺激から肌を守りましょう。

もしニキビができてしまった場合は、悪化しないように生活習慣やスキンケアを改善しつつ、自分の症状に合う治療薬を使用してください。
自分でつぶしたり必要以上に触ったりすると、ニキビ跡のリスクが高くなるため注意しましょう。

まとめ

ここまで、ニキビについて解説してきたことをまとめました。

ニキビは、尋常性ざ瘡と呼ばれる皮膚の病気。

ニキビの種類は、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ、紫ニキビに区別され、合う治療方法や治療薬がそれぞれ異なる。

ニキビに効果的な治療薬の成分は以下の通り。
▶イソトレチノイン
▶トレチノイン
▶アダパレン
▶過酸化ベンゾイル
▶アゼライン酸
▶クリンダマイシン
▶レボフロキサシン
▶ミノマイシン

ニキビが悪化するとニキビ跡が残ることもある。ニキビ跡は、赤み、色素沈着、クレーター、ケロイドに区別される。

ニキビ跡に効果的な治療薬の成分は以下の通り。
▶ハイドロキノン
▶トレチノイン
▶カタツムリエキス

ニキビを防ぐには、規則正しい生活やストレスの発散、スキンケアが大切。ニキビ跡を防ぐには、ニキビができても触ったり潰したりしないことが大切。

ニキビの種類によって、使用すべき治療薬は異なります。
自分に合うものを選んで使用し、ニキビやニキビ跡によるお悩みを解消していきましょう。

よくある質問

ニキビに関連してよくある質問にお答えします。

ニキビの芯は抜いてもいいですか?

ニキビの芯を自力で抜くのはやめましょう。

無理やり芯を抜いたり潰したりすると、雑菌が入り込み炎症が広がってしまい、症状がさらに悪化してニキビ跡が残るリスクが高くなります。

どうしても気になる場合は、皮膚科やクリニックで適切な処置をしてもらいましょう。

ニキビパッチでニキビは消えますか?

ニキビパッチのみでニキビが消えることは、ほとんどありません。

ニキビパッチは、あくまでもニキビを刺激から守ったり保湿したりする商品であるため、治療はできないのです。

ただし、ニキビパッチを貼ることで、ニキビの悪化の原因である刺激から守ることができるため、早く治ることはあります。

ニキビを予防する栄養素は?

ニキビを予防する栄養素は、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEです。

その中でも、ビタミンB2やB6は皮脂の量をコントロールする効果があるため、特にニキビ予防に効果的です。

ビタミンB2を含むレバーや卵、ビタミンB6を含む魚や豚肉、大豆を積極的に摂りましょう。