こんにちは、ゲスト
上へ戻る

更新日:

フォシーガの効果とは?いつから効果があらわれるかも解説

フォシーガの効果とは?いつから効果があらわれるかについても詳しく解説

フォシーガは、SGLT2阻害薬に分類される糖尿病治療薬です。

糖尿病だけでなく、慢性心不全や慢性腎臓病の治療、さらにはメディカルダイエットなど、幅広い目的で使用されています。

そんなフォシーガですが、「具体的にどんな効果があるの?」「いつから効果があらわれる?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、これらの疑問を解消するために以下について詳しく解説していきます。

フォシーガの服用を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

フォシーガの効果

フォシーガの効果

フォシーガの効果は、以下のとおりです。

  • 血糖値を下げる
  • 心不全の悪化リスクを低下させる
  • 腎臓機能の悪化リスクを低下させる
  • 体重を減少させる

フォシーガの有効成分ダパグリフロジンは、腎臓での糖の再吸収を抑制し、余分な糖を尿と一緒に排出することで血糖値を下げる作用があります。
さらに、利尿作用や血行動態(血液の流れや心臓・血管の状態)を改善する作用があり、慢性心不全や慢性腎臓病の症状を軽減する効果もあるのです。

このように血糖値の改善や体重減少だけでなく、心臓や腎臓の状態改善にも役立つことから、フォシーガは2型糖尿病および1型糖尿病、慢性心不全、慢性腎不全の治療、ダイエットに使用されています。

糖尿病に対する効果

フォシーガは、2型と1型どちらの糖尿病に対しても効果を発揮します

2型糖尿病の方を対象とした臨床試験では、フォシーガを1日1回、24週間服用したところ、HbA1c(血液中の糖化ヘモグロビンの割合)が5mg群で0.41%、10mg群では0.45%の低下が認められました。

また、1型糖尿病の方を対象とした比較試験では、インスリン製剤とフォシーガ5mgまたは10mgを併用した群で、HbA1cがそれぞれ0.33%と0.36%低下したことが報告されています。 (参照:フォシーガ錠5mg/10mg-医薬品インタビューフォーム)

これらの結果から、フォシーガは2型および1型糖尿病の血糖コントロールを改善する効果があることが分かります。

慢性心不全に対する効果

フォシーガは、慢性心不全に対しても有効であることが確認されており、心不全の悪化リスクを低下させます

慢性心不全の方を対象とした臨床試験では、心不全の標準治療に追加してフォシーガ10mgを投与した群において、心血管死または心不全による入院や緊急受診の発現が、日本人集団群ではプラセボ群と比較して37%低下しました。
これらの効果は、糖尿病の有無を問わず認められています。 (参照:フォシーガ錠5mg/10mg-医薬品インタビューフォーム)

なお、フォシーガによる慢性心不全への効果については、フォシーガの心不全への効果の記事でも解説していますので、さらに詳しく知りたい方はこちらもあわせてご覧ください。

慢性腎臓病に対する効果

フォシーガは、慢性腎臓病の方の腎機能悪化や心血管死などのリスクを低下させる効果が認められています。

慢性腎臓病の方を対象とした臨床試験の結果では、慢性腎臓病の標準的な治療にフォシーガの服用を追加することで、腎機能の低下や末期腎不全への進行、腎臓死、心血管死のリスクが39%減少したことが示されました。(参照:フォシーガ錠5mg/10mg-医薬品インタビューフォーム)

なお、慢性腎臓病に対する効果についてはフォシーガの腎臓への効果の記事でも解説していますので、詳しく知りたい方はこちらもあわせてご覧ください。

ダイエットに対する効果

フォシーガは、体重減少効果が認められていることからダイエット目的で使用される場合もあります

臨床試験では、フォシーガ5mgもしくは10mgを24週間服用した群は、プラセボ群と比べて体重が約2.56~3.17kg減少したと報告されています。 (参照:臨床に関する概括評価フォシーガ®錠-AstraZeneca)

フォシーガの体重減少効果を利用したダイエットについては、フォシーガダイエットの記事で詳しく解説していますので、メディカルダイエットに興味がある方はこちらも参考にしてください。

フォシーガの効果はいつからあらわれるのか

フォシーガの効果はいつからあらわれるのか

フォシーガの効果は、服用を開始した初日からあらわれます。

個人差はありますが、服用後約1時間で有効成分であるダパグリフロジンの血中濃度が最大になり、体内の余分な糖を尿と一緒に排出する効果があらわれ始めるのです。 (参照:フォシーガ錠5mg/10mg)

ただし、体重の減少や慢性心不全、慢性腎臓病の改善など、長期的な効果を実感するためには、継続的な服用が必要です。

フォシーガの効果持続時間

フォシーガの効果持続時間

フォシーガの効果持続時間は、約24時間です。

フォシーガは服用後約1時間で有効成分が全身に行き渡り、その後約24時間かけて徐々に効果が弱まっていきます。

つまり、朝に服用すれば1日中フォシーガの効果を得られるのです。

フォシーガの効果についてのまとめ

フォシーガの効果について、ここまでにお伝えしたことを以下にまとめました。

  • フォシーガの効果は、血糖値や心臓、腎臓の状態改善、体重減少など
  • 効果は服用後約1時間であらわれ、その後も約24時間持続する

フォシーガは、余分な糖を尿と一緒に排出することで血糖値を下げる糖尿病治療薬です。
さらに糖尿病だけでなく、慢性心不全や慢性腎臓病への効果も認められています。

また、体重減少効果があることからダイエット目的での使用にも注目が集まっています。

1日1回の服用で約24時間、安定した効果を発揮するフォシーガの詳細は以下のボタンからご確認ください。

よくある質問

フォシーガについてのよくある質問にお答えしていきます。

フォシーガを飲むと痩せる?

フォシーガを服用すると、体重が減少します

フォシーガは体内の余分な糖を尿と一緒に排出する効果があるため、食事によって摂取したカロリーをカットできるのです。

フォシーガのジェネリック医薬品はある?

フォシーガにはジェネリック医薬品もあります

フォシーガのジェネリック医薬品は、個人輸入を利用することで海外から購入できます。

フォシーガのジェネリック医薬品は、フォシーガと同等の効果を得られるうえに、先発薬より安く購入できるため、費用を抑えたい場合におすすめです。

なお、当サイトで取り扱っているフォシーガのジェネリック医薬品には、ダパリルがあります。

フォシーガに副作用はある?

フォシーガにも副作用はあります

フォシーガの主な副作用としては、性器感染症や尿路感染症、頻尿が挙げられます。

この他の副作用についてはフォシーガの副作用で解説していますので、さらに詳しく知りたい方はご確認ください。