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睡眠薬を飲んでる人の特徴や服用者の割合 - 体験談をもとに解説

睡眠薬を飲んでる人の特徴や服用者の割合 - 体験談をもとに解説

睡眠薬は、不眠症の改善目的で服用する治療薬です。

日頃から睡眠についての悩みを持っているものの、 自分が睡眠薬を飲んでもいいのか不安だという人もいるのではないでしょうか。

ここでは服用を考えている人のために、睡眠薬を飲んでいる人の特徴割合、体験談などを紹介していきます。

気になる方は、睡眠薬商品一覧を確認してみてください。

睡眠薬を飲んでる人の特徴

睡眠薬を飲んでいる人は、不眠症や、時差などで一時的に眠ることができなかったりする特徴があります。

そのため、睡眠を誘発したり、持続させたりする効果のある睡眠薬の力を借りるのです。

睡眠薬を飲んでいる人の具体的な特徴は、以下の通りです。
・寝つきが悪い
・夜中や早朝に目が覚めて二度寝できない
・眠りが浅く熟睡感がない

睡眠薬を飲んでいる人は、このように自然な睡眠がとれないという特徴があるのです。

睡眠薬を飲んでる人の割合

日本国内の成人のうち、7.4%が睡眠薬を飲んでいます。

これは、医師の情報サイトである日経メディカルの疫学会速報による調査結果です。
さらに、この7.4%のうち半数の人が週に3回以上睡眠薬を服用していることが分かっています。

また、週に1回の服用者に比べ、週に3回以上服用している人の方が、日中の病的な眠気(日中過眠)や意欲低下が多くみられると報告されています。

実際に睡眠薬を飲んでる人の体験談

ここでは、実際に睡眠薬を飲んでいる人の体験談を紹介します。

3、4時間で目が覚めてしまう中途覚醒で悩んでいました。ベルソムラを主治医に処方してもらい1週間くらい服用を続けた頃から7時間くらい眠れるようになりました。

うつ病と診断され、抗うつ薬や睡眠薬などで数カ月をかけて回復していましたが、回復後も早朝覚醒は継続的に続き、睡眠薬を服用していました。睡眠薬で十分な睡眠が確保できる時には、精神的にも体調的にも好調が続くことも多くありました。

アモバン10レンドルミン0.25レメロン15×2で7時間くらい眠れるようになりました。

参考:ヤフー知恵袋/ボーボット・メディカル・クリニック

睡眠薬は症状に合わせて選ぶ

睡眠薬には様々な種類があり、自分の症状に合うものを選ぶ必要があります。

これは、睡眠薬は種類によって作用の仕方にも違いがあり、自分の症状に合わないものを選ぶと期待した効果が得られない場合があるためです。

睡眠薬は、作用時間や作用のメカニズムによって以下のように分類されています。

作用時間ごとの分類 作用時間
超短時間型 2~4時間
短時間型 4~8時間
中間型 8~12時間
長時間型 12時間以上
作用メカニズムごとの分類 作用メカニズムと特徴
ベンゾジアゼピン系 ・脳の活動(興奮)を抑えることで眠りやすくする
・持越し効果、筋弛緩作用、健忘などの副作用への注意が必要
非ベンゾジアゼピン系 ・脳の活動を抑えることで眠りやすくする
・ベンゾジアゼピン系睡眠薬と比較して、筋弛緩作用やふらつき、転倒などへのリスクが少ないとされている
メラトニン受容体作動薬 ・体内で睡眠に深く関わるホルモン(メラトニン)の受容体に作用し、自然に近い睡眠を誘導する
・副作用が比較的少なく、依存性が極めて低い
オレキシン受容体拮抗薬 ・脳の覚醒を促進するオレキシンの受容体を阻害することで、脳を睡眠状態へ移行させる
・副作用が比較的少なく、依存性が極めて低い

作用時間が短い超短時間型や短時間型は、なかなか寝付けない入眠障害に効果的です。

そして、夜中に目が覚めてしまう中途覚醒や、早朝に目が覚めてしまう早朝覚醒には中間型や長時間型のような作用時間の長い睡眠薬が向いています。

また、メラトニン受容体作動薬やオレキシン受容体拮抗薬のような、自然な眠気を強める睡眠薬は依存性が極めて少ないとされています。

睡眠薬をランキング形式で詳しく紹介している記事もあるため、気になる人はそちらも参考にしてください。

不眠症の症状

不眠症の症状は、夜間の不眠が続くことと、 日中の眠気倦怠感集中力の低下といった不調です。

不眠には、以下の4つのタイプがあります。
・入眠障害(寝つきが悪い)
・中途覚醒(途中で何度も目が覚める)
・早朝覚醒(早朝に目が覚めて二度寝できない)
・熟眠障害(眠りが浅い)

不眠症は体や心の不調、ストレスなど様々な原因が考えられるため、解決するには原因に合った対処が必要です。

睡眠薬が効かない原因と対処法

睡眠薬が効かない場合、以下の原因が考えられます。

・睡眠薬の作用時間が症状と合っていない
・服用量が少ない
・服用方法が間違っている

睡眠薬は、種類によって作用時間に違いがあります。

そのため、夜中に目が覚める症状の人が作用時間の短い睡眠薬を服用したり、逆になかなか寝付けない人が作用時間の長い睡眠薬を服用したりしても、症状の改善にはつながりません。

服用している睡眠薬があまり効かないと感じている場合、服用量を増やすか、他の睡眠薬への変更を検討してみても良いでしょう。

ただし、1日の最大用量を超えて服用するとめまいやたちくらみ、吐き気などがあらわれ、最悪場合、死に至ることもあります。

服用量を増やす場合は、必ず1日の最大用量を守りましょう。

初めてでも安心して使用できる睡眠薬

初めて睡眠薬を使用する人は、効果がマイルド副作用が起こりにくいものがおすすめです。

非ベンゾジアゼピン系のハイプナイトやオレキシン受容体拮抗薬のベルソムラ、メラトニン受容体作動薬のロゼレムは自然な眠気を強める睡眠薬で、副作用や依存性が少ないとされています。

ハイプナイト ロゼレム ベルソムラ
商品画像 ハイプナイト 通販 ロゼレム 通販 ベルソムラ 通販
価格 1錠あたり66円~ 1錠あたり346円~ 1錠あたり246円~
分類 非ベンゾジアゼピン系 メラトニン受容体作動薬 オレキシン受容体拮抗薬

ベルソムラはオレキシンという覚醒状態を維持する物質の働きを抑制することで眠気を誘い、ロゼレムは自然な眠りを促す働きのあるメラトニンというホルモンの働きを強化します。
ハイプナイトは、不安感や緊張感をほぐして自然に近い睡眠を促します。

どちらも効果はマイルドですが、副作用が起こりにくいためおすすめです。

まとめ

睡眠薬や不眠について説明したことを、以下にわかりやすくまとめました。

・睡眠薬を飲んでいる人は、寝つきが悪い、夜中や早朝に目が覚めてしまうなどの症状によって十分な睡眠が取れていないという特徴がある。
・日本国内の成人のうち、睡眠薬を飲んでいる人の割合は7.4%。
・睡眠薬は症状に合わせて選ぶ必要がある。
・1日の最大用量を超えて飲んではいけない。

自分の症状に合った睡眠薬を選び、正しい使用方法で不眠を改善しましょう。

よくある質問

ここでは、睡眠薬の服用についてのよくある質問にお答えします。

睡眠薬を毎日飲むとどうなる?

睡眠薬は、不眠症状があるうちは毎日飲んでも問題ありません。

不眠症が改善しないうちに自己判断で使用を中断してしまうと、症状が悪化することがあるため注意が必要です。

ただし、漫然とした使用は依存のリスクがあるため、不眠の症状が改善したら適切な手順を踏んで徐々に減薬していきましょう。

睡眠薬にはどんな危険性がある?

睡眠薬は、副作用依存の危険性があります。

睡眠薬の主な副作用は、日中の眠気ふらつきなどです。
ふらつきは、転倒を引き起こすリスクとなります。

また、長期的に睡眠薬を服用していると依存してしまうことがあり、断薬や減薬の際に離脱症状が起こるリスクがあります。
ベンゾジアゼピン系やバルビツール酸系の睡眠薬には依存性があるとされているため、特に注意が必要です。