ドリエルなどの市販薬は効かない？ - 朝まで眠れる睡眠薬も紹介

一度や二度は眠れない夜を過ごした経験があると思いますが、市販薬ドリエルを服用しても人によってはあまり効かないことがあります。

ドラッグストアなどで購入できるドリエルのような医薬品は、睡眠薬ではなく正しくは「睡眠改善薬」と呼ばれるものです。

手軽に購入できますが、睡眠薬ほどの高い効果は期待できません。

ここでは睡眠改善薬で効果を感じられない方に、おすすめの睡眠薬と入手方法を詳しく解説します。

睡眠改善薬は睡眠薬よりも効き目が弱い

市販で購入できる睡眠改善薬は、睡眠薬とはメカニズムが異なります。

睡眠薬のような医療用医薬品ではなく、一般用医薬品に分類されており、薬局やドラッグストなどで手軽に購入できます。

健康な人の寝つきの悪さや、眠りの浅さなどの一時的な不眠の改善を目的としており、睡眠薬に比べて効果がマイルドです。

服用しても効果を実感できない人が多いため、次の項目ではドリエルが効かない理由について説明します。

ドリエルが効かない理由について

市販されている睡眠改善薬の中でも知名度の高いドリエルですが、服用してもなかなか満足した効果を得られない場合があります。

ここではその理由について、詳しく解説します。

主成分と作用メカニズムの違い

ドリエルは、かぜ薬や鼻炎薬などに含まれる抗ヒスタミン剤の一種である「ジフェンヒドラミン塩酸塩」が配合されている医薬品です。

ジフェンヒドラミン塩酸塩は、脳内の神経伝達物質であるヒスタミンが、受容体と結合するのを阻害します。

ヒスタミンは受容体と結合すると覚醒作用を発揮するため、ジフェンヒドラミン塩酸塩が受容体との結合を阻害することで鎮静作用が現れます。

この作用が自然に近い眠りに導くため、一時的な不眠症状の改善が期待できるのです。

それに対して睡眠薬は、脳の活動を一時的に抑制することで、本来の眠気を強めて睡眠障害を改善します。

すぐに不眠症を改善したい人は、効果の高い睡眠薬がおすすめです。

飲む頻度が増え効果が効かなくなってきた

ドリエルを使い始めた時は眠れていたのに、使用回数が増えるにつれ、だんだん眠れなくなってきた経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

抗ヒスタミン薬は長期の使用を続けていると、服用しないと眠れないという依存や、体が薬に慣れてしまい服用しても眠れないというような耐性が起きることが知られています。

ドリエル以外の睡眠改善薬に変更しても、抗ヒスタミン薬の場合は作用の仕方が同じため、服用しても効かなくなり再び不眠となります。

このような状態になった場合は、不眠を改善するために作られたより効果の高い「睡眠薬」に変更した方が良いでしょう。

ドリエル服用者による口コミ・評判まとめ

ここでは、実際にドリエルを服用した方の声をまとめています。

Yahoo知恵袋の口コミに掲載されていたり、ツイッターなどのSNSに投稿されていたりしたリアルな内容をピックアップしました。

Yahoo知恵袋の口コミ・評判

Yahoo知恵袋の口コミに掲載されている、ドリエルに関する相談内容や回答、評判について紹介します。

ドリエルが効かないのでレスタミン飲みたいです
朝の7時まで寝てみたい。夜中の0時とか2時台に目が覚めたくない

夜眠れなくて困ってます。ドリエルなどは効かなくなり、眠剤を飲んだら眠れるんですがクセになりたくなくて。。。

ドリエルについて
1～2年前よくドリエルを
使ってたのですが効かなくなり
使うのを辞めました

残念でした、ドリエルは睡眠薬ではありません。
アレルギーの薬の眠くなる副作用を利用した睡眠改善剤です。
まあ、たいてい効かない。

私は数年前から、就寝前の漠然とした不安や焦燥感による寝付きの悪さに悩んでいたため、ドリエルを試すことにしました。現時点で3日連続で服用している状態です。初日は寝付きが良くなった感覚もないし、何度か目が覚めた記憶があるので、睡眠の質が向上しているという実感もありません。しかし、何より起床時の心身両方にある怠さは軽減された印象です。

SNSの口コミ・評判

ツイッターなど、ドリエルに関してSNSに投稿されているリアルな感想を紹介します。

市販の睡眠改善薬が効かない場合は睡眠薬おすすめ

市販で購入できるドリエルを始めとした睡眠改善薬で不眠症が改善できない場合は、不眠症改善のために作られた睡眠薬の服用がおすすめです。

睡眠薬にもいろいろな種類があり、効果が穏やかなものから強力なものまであります。

大きく分けるとベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系、メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬の4種類があります。

睡眠改善薬から睡眠薬への変更を検討している方は、副作用が軽く、即効性がありすぐに効果を実感できる非ベンゾジアゼピン系がおすすめです。

睡眠薬は病院での処方か通販でのみ入手可能

睡眠薬は市販されていないため、薬局やドラッグストアで購入できません。

そのため手に入れるには病院処方が一般的です。

医師の診察をうけて症状に適した睡眠薬を処方してもらうことになりますが、通院する手間があるのと、こちらが希望している睡眠薬を処方してもらえないデメリットがあります。

しかし、海外通販を利用すれば、医師の診察や処方箋なども必要なく、病院で処方されているものと同じ効果が期待できる睡眠薬を購入できます。

Amazonや楽天で日用品などを購入するのと同じように、簡単にネットで注文でき自宅に届けてもらえるためおすすめです。

朝までぐっすり眠れるおすすめの睡眠薬

ここでは、朝までぐっすり眠れるおすすめの睡眠薬を紹介します。

睡眠薬には、超短時間型、短時間型、中間型、長時間型があり、服用してから効果が一番高いピーク時と効果が続く作用時間は次の通りです。

睡眠薬ごとに入眠までの時間と効果の持続時間が異なるため、ご自身の症状にあったものを選んでください。

フルナイト

フルナイト 1錠68円～

病院でも処方されることの多いルネスタのジェネリック薬で、超短時間型に分類される睡眠薬です。

緊張やストレスの緩和、睡眠の質の向上に作用するGABAの働きを促進させ、脳の覚醒を抑制します。

服用してから約1時間で効果を実感でき、約5時間持続するため、寝つきの悪い方や夜中に何度も目が覚めてしまう人におすすめです。

ふらつきや翌日の眠気の持ち越しなどが低い非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬のため、副作用が気になる人に向いています。

エスゾピック

エスゾピック 1錠63円～

こちらも処方箋医薬品ルネスタのジェネリック薬で、超短時間型に分類される睡眠薬です。

非ベンゾジアゼピン系のため、脳をリラックスさせる作用のある神経伝達物質GABAの作用を強めることで、脳の興奮を抑えて睡眠の効果を発揮します。

ベンゾジアゼピン系は、睡眠だけではなく筋肉の緊張を緩める効果も高いため、服用後のふらつきや転倒のリスクがあります。

しかし睡眠だけに特化して効くように改良された非ベンゾジアゼピン系にはその心配がありません。

他のルネスタジェネリック薬よりも安く購入できるため、医薬品代を抑えつつしっかり寝不足を解消したい人におすすめです。

ハイプロン

ハイプロン 1錠40円

ザレプロンは、国内では未承認ですが、世界的に有名なソナタ(ザレプロン)のジェネリック薬です。

ふらつきや眠気を翌日に持ち越す副作用が軽い非ベンゾジアゼピン系に分類され、服用後1～2時間ほどで体内の有効成分が半分になる(半減期)、超短時間型の睡眠薬です。

他の非ベンゾジアゼピン系と同じように、リラックス効果や睡眠の質を高めるGABAの作用を促進させ、脳の興奮を抑制します。

即効性があるため、寝つきが悪く入眠までに時間がかかる方におすすめです。

効果の持続時間も短いため、翌日まで効果を持ち越す副作用が起きにくいのが特徴です。

ルネスタやルネスタジェネリック薬のように、服用後の口の中の苦みを気にすることもないため、ザレプロンに乗り換える人も少なくありません。