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レンドルミンの市販薬はある?通販購入できる代わりの睡眠薬紹介
レンドルミンは、脳のリラックス状態を促し、質の良い眠りをサポートする睡眠薬です。
ただし、病院やクリニックのみの処方となり、薬局や通販サイトなどでは購入できません。
そこで本記事では、通院が難しいという方に向けて、通販で購入できるレンドルミンに代わる睡眠薬を紹介しています。
これらはレンドルミンと同じような睡眠効果が期待できるため、睡眠障害でお悩みの方はぜひ検討してください。
レンドルミンとはベンゾジアゼピン系の睡眠薬
レンドルミンはベンゾジアゼピン系に分類される、短時間作用型の睡眠薬です。
主に寝つきが悪い方や、夜中に目が覚めやすい方に広く処方されています。
レンドルミンはブロチゾラムを主成分に持ち、睡眠誘導作用のほかにも筋弛緩作用、抗不安作用、鎮静作用などが期待されています。
不安や緊張によって生じる睡眠障害に対して効果を発揮し、リラックス状態を促進させることで自然な眠りへと導くのです。
効果の作用時間と強さについて
睡眠薬の種類 | 商品名 | 一般名 (有効成分の名称) |
睡眠薬の分類 |
---|---|---|---|
超短時間型 (2~4時間) |
マイスリー | ゾルピデム | 非ベンゾジアゼピン系 |
アモバン | ゾピクロン | 非ベンゾジアゼピン系 | |
ルネスタ | エスゾピクロン | 非ベンゾジアゼピン系 | |
ソナタ | ザレプロン | 非ベンゾジアゼピン系 | |
ハルシオン | トリアゾラム | ベンゾジアゼピン系 | |
ロゼレム | ラメルテオン | メラトニン受容体作動薬 | |
短時間型 (4~8時間) |
レンドルミン | ブロチゾラム | ベンゾジアゼピン系 |
リスミー | リルマザホン | ベンゾジアゼピン系 | |
中間型 (8~12時間) |
サイレース | フルニトラゼパム | ベンゾジアゼピン系 |
ユーロジン | エスタゾラム | ベンゾジアゼピン系 | |
長時間型 (12時間以上) |
ドラール | クアゼパム | ベンゾジアゼピン系 |
ベルソムラ | スボレキサント | オレキシン受容体拮抗薬 | |
デエビゴ | レンボレキサント | オレキシン受容体拮抗薬 |
短時間作用型のレンドルミンは、服用後約1時間で効果が現れ、その効果が4〜8時間ほど持続します。
また、個人差はありますが、同じ短時間作用型のデパスやリスミーよりも強い効果を発揮するとされているのです。
そのため、入眠困難や、夜中の覚醒に悩む方にとくにおすすめです。
レンドルミンは、服用後1.5時間で最高血中濃度に達し、その半減期は7時間とされています。
素早く効果を発揮し、短い時間で半減するため、翌朝には眠気が残りにくいことが特徴です。
副作用や離脱症状について
レンドルミンは、0.1〜5%未満の方に、以下の副作用が現れる可能性があります。
- ・眠気
- ・ふらつき
- ・頭痛
- ・だるさ
- ・倦怠感
重篤な副作用としては肝機能の損傷が挙げられ、皮膚が黄色くなる黄疸が現れることがあります。
また、一時的な記憶障害や、もうろう状態の発症も報告されています。
さらに、長期間の使用や高用量での服用は依存性を引き起こす可能性があり、場合によっては呼吸抑制が生じることも。
ただし、これらの重大な副作用の発現は、非常にまれとされています。
レンドルミンのジェネリック医薬品
レンドルミンのジェネリック医薬品は、ブロチゾラムという名称で販売されており、複数の製薬会社で製造されています。
ジェネリック医薬品は、先発薬と同じ有効成分を含んでおり、同等の治療効果が期待されます。
しかし、ジェネリック医薬品も、先発薬と同様に病院でのみ処方されているのです。
市販のドラッグストアや通販サイトでは取扱いがないため、病院以外で購入することはできません。
レンドルミンの正しい服用方法・飲み合わせ
不眠症の対策で服用する場合、以下の点に注意してください。
- ・就寝前に服用する
- ・摂取量を厳守する
- ・アルコールとの併用は避ける
レンドルミンは、寝る前に1回ブロチゾラムとして0.25mgを経口投与してください。
ただし、睡眠の途中で一時的に起床し、活動する可能性のある場合は服用を避けましょう。
効果が得られないからといって、2錠を同時に摂取してはいけません。
また、レンドルミンとアルコールはどちらも中枢神経に影響するため、同じタイミングの摂取は避けてください。
半錠で飲んだ場合の効果
レンドルミンには割線が入っているため、半分に分割して服用できます。
1錠の効果が強いと感じる場合は、半分に割って服用するのがおすすめです。
半錠で得られる効果の感じ方に関しては個人差があるため、実際に試してみるまでは分かりません。
そのため、用量を調整しながら、自分に適した量を見つけるようにしましょう。
なお、医師の指示なしに1錠より多く服用することは推奨されていません。
長期投与した場合どうなるのか
レンドルミンを長期間服用した場合、依存性が生じる可能性があります。
推奨用量を長期間にわたって服用した調査によると、依存が発生する頻度は16%と報告されています。
そのため、レンドルミンは不眠症の症状が現れた場合にのみ服用し、自己判断での長期投与や用量の増加は避けてください。
服用を続けても症状が改善されない場合は、必ず医師に相談しましょう。
レンドルミンの入手方法
睡眠薬にはさまざまな種類があり、病院でのみ処方されるものもあれば、通販で購入できるものもあります。
レンドルミンは処方薬のため病院で入手する必要がありますが、必ずしも処方してもらえるとは限りません。
以下の項目では、これらの点について詳しく解説していきます。
処方してくれる病院も少ない
レンドルミンは医師の診察を受けて処方してもらう必要があります。
ただし、効果が強く依存性のリスクもあるため、処方する病院は限られているのです。
このため、自宅の近くの病院へ受診し、レンドルミンの処方を希望しても、異なる睡眠薬が処方される可能性があります。
レンドルミンは必ずしも入手できる睡眠薬ではないため、その点に留意しましょう。
通販(個人輸入代行)サイトでも取り扱いがない
個人輸入代行サイトでは、さまざまな睡眠薬の購入が可能です。
ただし、レンドルミンに関しては、個人輸入代行サイトを含む、全ての通販サイトで販売が認められていません。
取扱いのある病院で処方してもらう必要があるため、通院する時間が取れない場合は、通販で入手できる睡眠薬の検討をおすすめします。
レンドルミンの代わりになる通販可能な睡眠薬
以下の項目では、レンドルミンの代わりとなる睡眠薬を紹介します。
これらの睡眠薬は通販で購入可能であり、注文後に指定の場所へ医薬品が届きます。
病院へ通院する手間が省けるため、忙しい方や近くに病院がない場合に便利です。
ハイプナイト
ハイプナイトは、有名なルネスタのジェネリック医薬品であり、超短時間型の睡眠薬として広く知られています。
服用後約1時間で効果が現れ、その効果はおよそ5時間持続するとされています。
この特性から、寝つきが悪く眠りに入りにくい方や、夜中に目が覚めやすい方に適しているのです。
ハイプナイトはルネスタと同等の効果が期待できるため、処方薬として使用されています。
安全性も高く評価されており、適切な使用により睡眠の質を改善する効果が期待されています。
ハイプロン
ハイプロンは、世界的に有名なソナタおよびザレプロンのジェネリック医薬品です。
非常に短時間で効果を発揮するため、寝つきが悪く、入眠までに時間がかかる方に適しています。
就寝前に服用することで比較的早く眠りに入ることができ、自然な睡眠を促進します。
また、ハイプロンは副作用が少なく、安全性が高いことも特徴です。
さらに、体内から短時間で排出されるため、翌朝には睡眠薬の影響がほとんど残らず、日中の活動に支障が出にくい利点もあります。
デエビゴ
デエビゴはオレキシン受容体拮抗薬に分類される睡眠薬です。
オレキシンは脳を覚醒させる神経伝達物質であり、デエビゴはこのオレキシンの働きを低下させることで、自然な眠りを促進します。
デエビゴは、入眠困難や、夜中に何度も目が覚めてしまう中途覚醒の方にとくにおすすめです。
睡眠前に服用することで、睡眠の質を向上させ、夜間の持続的な眠りをサポートします。
レンドルミンに関するよくある質問
以下の項目では、レンドルミンに関する良くある質問を紹介します。
解説とともに答えていくので、ぜひ参考にしてください。
レンドルミンが効かないのはなぜですか?
レンドルミンの効果には個人差があり、人によっては睡眠効果を得られない場合もあります。
また、頻繁に服用した場合、徐々に効果を感じられなくなる恐れも。
これは、身体が成分に対して耐性をつけてしまう現象であり、過剰摂取につながる可能性もあるのです。
レンドルミンの長期摂取や過剰摂取は避け、効果が得られない場合は医師に相談しましょう。
レンドルミンは何時間寝れますか?
レンドルミンは短時間作用型の睡眠薬であり、その作用時間は6時間〜8時間とされています。
睡眠障害に対して高い効果を示し、入眠障害、早朝覚醒、中途覚醒など、さまざまな睡眠障害の治療に使用されています。
眠りの質を改善し、中途覚醒を減少させることができるため、日中の活動や生活の質の向上が期待されているのです。