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ジャディアンスは痩せる？ダイエット効果や口コミを紹介
ジャディアンスは2型糖尿病の治療薬です。
糖尿病治療としてだけではなく、体重減少効果もあることからダイエットにも活用されています。
この記事では、ジャディアンスで痩せる理由や効果、さらにジャディアンスの飲み方についても詳しく解説していきます。
またあわせて、実際にジャディアンスを飲んだ人の口コミも紹介していますので、ジャディアンスを使ったダイエットに興味がある人はぜひご覧ください。
ジャディアンスとは
ジャディアンスは、SGLT2阻害薬に分類される経口薬です。
2型糖尿病の治療薬ですが、ほかにも慢性心不全の治療薬としても使用されています。
ジャディアンスが分類されているSGLT阻害薬とは、血管内への糖の吸収を阻害することで血糖値を下げる種類の医薬品です。
ジャディアンス以外にはフォシーガ、スーグラなどがあり、いずれも糖を尿から排出することで血糖を下げる効果につなげています。
また最近では、ジャディアンスは上記に挙げた治療薬としてだけではなく、飲むだけで痩せる医薬品としてダイエットにおいてもその効果が注目されています。
では、なぜジャディアンスを飲むだけで痩せることができるのでしょうか？
その理由について、次の項で詳しく解説していきます。
ジャディアンスがダイエットに効果的な理由
ジャディアンスがダイエットに効果的な理由は以下の２つです。
・血糖値を下げる効果があるから
→余分な糖分を尿から排出する働きにより、血糖値を下げる。
・体重減少効果があるから
→ジャディアンス単独で飲む場合は食欲を抑制する効果はない。
しかし、上記に挙げた余分な糖分を尿から排出する働きにより、体内に吸収されるカロリーが少なくなるため食事量を減らさずに体重減少ができる。
どちらもジャディアンスが持つ余分な糖分を尿から排出する働きによるものですが、この２つがジャディアンスを飲むだけで痩せることができる理由です。
実際に２型糖尿病患者を対象とした臨床試験では、ジャディアンス10㎎を飲み始めて24週間で－1.9㎏、ジャディアンス25㎎の場合は－2.15㎏体重が減少したという結果がみられました。
また、ジャディアンスは、糖尿病患者や高度肥満患者だけではなく健康な人でも飲むことができる医薬品です。
治療としてだけではなく、健康的な体型維持などの幅広い目的で使用できるため、気軽にダイエット効果を実感したい人にとっても有望な選択肢の1つといえるでしょう。
ジャディアンスでどのくらい痩せる？
では、ジャディアンスを飲むと具体的にどれくらい体重を落とすことができるのでしょうか？
結論、単純計算で、1カ月間ジャディアンスを飲み続けると1㎏弱体重を落とすことができると考えられます。
ジャディアンスにより排出される糖が1日あたり約200kcal分とされています。
そのため、1カ月間飲み続けると約6000kcalの糖が排出されることになります。
脂肪は1㎏あたり約7000kcalなので、だいたい1カ月で1㎏弱体重を落とすことができるという計算になるのです。
ただ、これはあくまでも単純計算の結果であり、人によっては1カ月では効果が出ないという人もいます。
前述の臨床試験の結果から見ても、ジャディアンスの効果を実感するためには数カ月～半年程度は飲み続けることが必要になります。
効果が出るまでの期間には個人差があります。
効果が出ないからといって飲むことを中止するのではなく、様子を見ながら地道に飲み続けましょう。
ダイエットに効果的なジャディアンスの飲み方
通常は、1日1回1錠を朝食前または朝食後に飲みます。
副作用が不安な人や、毎日ではなく食事内容が気になるときにだけ試したいという人は、炭水化物などのカロリーが高い食事を多く摂る前に頓服薬として飲むことも可能です。
ジャディアンスには10㎎と25㎎の錠剤があり、25㎎の規格のほうが効果は高くなります。
どちらの規格を飲むのかについては、自分の普段の食生活における摂取カロリーの量や、ジャディアンスによって出た副作用の状況などを確認しながら調節して決めていきましょう。
日常的な医薬品としても、頓服薬としても使用できる便利なジャディアンスですが、飲むときには注意しなければならない点もあります。
ジャディアンスの禁忌や注意点について、次の項目で解説していきます。
また、ジャディアンスをなぜ朝食前に飲むのかについては、別の記事で解説しています。
詳しい理由について気になる方はぜひご覧ください。
ジャディアンスを飲むときの注意点
ジャディアンスを飲むときは、1度に25㎎以上飲むことはやめましょう。
25㎎以上飲んでも効果は高まらない上に、副作用のリスクが増してしまうからです。
ジャディアンスの副作用には、症状の軽いものだけではなく進行すると命にかかわる重大なものもあるため、1度に25㎎の規格よりも多く摂取することは絶対にしないでください。
また、禁忌に該当する人はジャディアンスを飲むことができません。
ジャディアンスの禁忌は以下の通りです。
・過去にジャディアンスを使用して過敏症の既往歴がある人
・重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡の人
・重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある人
ジャディアンスの注意点や禁忌について不安なことがある人は、必ず医師や薬剤師に相談してください。
では、ジャディアンスを飲むときに他の医薬品を併用することはできるのでしょうか？
次の項目で、ジャディアンスの併用注意薬と禁忌薬、その理由について詳しく解説していきます。
他の医薬品との併用について
ジャディアンスと他の医薬品を併用することは可能です。
むしろ、食欲抑制効果のあるメトホルミンなどの医薬品と併用することで、より高いダイエット効果が期待できる場合もあります。
ただし、併用注意薬もあります。
併用注意薬同士を併用すると、医薬品が持つ作用が増強または減弱する可能性があります。
ジャディアンスの併用注意薬は以下の通りです。
・他の糖尿病治療薬、血糖降下作用を増強する医薬品(サリチル酸剤、モノアミン酸化酵素阻害剤など)
→血糖値が下がりすぎてしまい低血糖が起こる可能性がある。
・血糖降下作用を減弱する医薬品(アドレナリン、甲状腺ホルモンなど)
→血糖値を下げる作用を弱めてしまい、血糖値が上昇してしまう可能性がある。
・利尿薬(チアジド系薬剤、ループ利尿薬など)
→利尿作用が増強し脱水症状につながる恐れがある。
なお、ジャディアンスに併用禁忌薬はありません。
ジャディアンスと他の医薬品との併用は可能ですが、起こりうるリスクを理解したうえで併用し、万が一副作用が強く出たり体調に変化が現れたりした場合はすぐに医師に相談してください。
また、先述したメトホルミンとジャディアンスの併用については、こちらの記事で詳しく解説しています。
より大きなダイエット効果を実感したい、メトホルミンの効果にも興味があるという方はぜひご覧ください。
ジャディアンスを使ったダイエットが向いている人
ジャディアンスを使ったダイエットが向いている人は以下の通りです。
・食事制限ができない人
・普段の食事で炭水化物を多く摂る人
・甘いものを食べる機会が多い人
ジャディアンスは余分な糖を尿から排出させる働きがある医薬品のため、糖質制限に似た効果を得ることができます。
そのため、普段の食事の中で、特に糖分の取りすぎについて思い当たる人におすすめの医薬品です。
また、反対にジャディアンスを使用しているときに過度な糖質制限を同時に行うことはおすすめできません。
ジャディアンスは1日に60g～100gの糖を排出するため、過度に糖質制限をしてしまうと低血糖を引き起こしてしまう可能性があるのです。
ジャディアンスは、適度に食事をとりながらも体重減少を期待できる医薬品です。
ジャディアンスを飲んでいる間は、糖質制限や食事制限については間食を控える、お酒を少し控える程度に収めて健康的な食事をしっかりと摂りましょう。
ジャディアンスの副作用
前述の通り、ジャディアンスには副作用があります。
主な副作用は以下の通りです。
・尿路感染(カンジダ症、トリコモナス症、細菌性膣炎)
・膀胱炎
・めまい
・便秘
・かゆみ
・尿量増加
・口の渇き
また、命にかかわる可能性のある重大な副作用についてもまとめました。
・低血糖
・脱水
・ケトシドーシス
・敗血症
・腎盂腎炎
ジャディアンスの持つ特徴的な副作用として、尿路・性器感染症が挙げられます。
ジャディアンスを飲むことで尿中に糖が多く含まれるようになるため、糖によって増殖する感染症にかかりやすくなるのです。
特に女性は、自己感染による再発を繰り返しやすい「カンジダ症」に注意が必要です。
ジャディアンスの副作用については、こちらの記事でより詳しく解説しまとめています。
ジャディアンスを飲む前に副作用について正しく理解をし、症状が出たときの対処法や予防法を身に着けましょう。
実際にジャディアンスを飲んだ人からの口コミ
実際にジャディアンスを飲んだ人の口コミをまとめました。
・ゆっくりではあるけれど、食べる量も変えずに落ちました。副作用も感じる事なく1ヶ月で2キロ落ちました。
・糖質制限と合わせて、2週間で-2kg落ちました。
・甘いものなどたくさん食べ過ぎても太りにくくなりました。
・8ヶ月で23キロ減。確実に減量できます。ただしこの薬は、飲めば痩せる魔法の薬ではありません。消費カロリーより、摂取カロリーが上回れば痩せませんよ。
・飲むだけで本当に痩せられるのかなと思いましたが、本当に痩せました！
・暴飲暴食しても体重がキープできていたのは薬のおかげだと思います。食生活気をつけていた時は痩せました。
・最初は食べても太らない？ことに驚いて飲んでいましたが、食べ過ぎるようになってしまって少し太ってしまいました。
口コミを見ると、ジャディアンスを飲んでいても、摂取カロリーが消費カロリーを上回る食生活ではダイエット効果を得ることはできないことが分かります。
確実な効果を得るためにも、ジャディアンスだけに頼るのではなく自分で健康的な食生活を心がけ、適度な節制を行うことが大切です。
まとめ
ジャディアンスとダイエットの関係について、この記事で解説したことをまとめました。
- ジャディアンスは体重減少効果があり、ダイエットにも活用されている
- ジャディアンスを使ったダイエットは、食事制限ができない人や糖質の多い食生活をしている人に向いている
- 副作用のリスクが高まるため、1日に最大量の25mg以上飲んではいけない
ジャディアンスは飲むだけで体重減少効果が期待できる医薬品ですが、副作用やリスクも伴います。
正しく自分に合った用法・用量で飲み、安全に大きなダイエット効果につなげましょう。
Q&A
ジャディアンスとダイエットに関連して、よくある質問にお答えしていきます。
Q.ジャディアンスは頻尿になりますか？
A.ジャディアンスの副作用の1つとして、頻尿や多尿も挙げられます。
これにより、重大な副作用である脱水の症状が起こる可能性があるため、ジャディアンスを飲んでいるときはこまめに水分補給をしてください。
Q.ジャディアンスは頻尿になりますか？
A．ジャディアンスを飲み忘れた場合はその1回分は飛ばして、翌日からまた再開し1回分飲んでください。
飲み忘れたからといって1度に2回分まとめて飲むことは絶対にやめてください。
