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フォシーガの長期投与による影響は？
フォシーガは、糖尿病治療だけでなく、ダイエットや心不全治療にも使われる医薬品です。
有効性が高い分、「しばらく飲み続けたいけれど体に悪い影響がないか不安」、「実際にどのくらいの期間飲むことができるの？」と長期的な使用について気になる人も多いでしょう。
そこで今回は、フォシーガの長期投与について体にどんな影響があるのか、服用期間に制限があるのかについて徹底解説していきます。
フォシーガを長く飲み続けたいと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
フォシーガは長期投与できる医薬品
結論、フォシーガは安全に長期投与ができる医薬品です。
糖尿病だけではなく、慢性心不全、慢性腎臓病の治療でも使用されているフォシーガですが、長期にわたる投与でも安定して血糖値をコントロールし、心臓や腎臓を保護することが証明されています。
また、服用期間の制限もありません。
フォシーガは、数年にわたって服用し続けることができ、持続的に治療やダイエット効果を得ることができる安全な医薬品なのです。
では、次の項でフォシーガを長期投与することで起こる体への影響、変化についてもう少し具体的に説明していきます。
フォシーガ長期投与で起こる体への影響
フォシーガの長期投与によって起こる体への影響として挙げられるのは、体重減少効果です。
フォシーガには体内の余分な糖を排出するという作用があります。
この作用により糖質制限のような効果がもたらされ、体内のエネルギーバランスがマイナスになるため、内臓脂肪が分解されて体重が減少します。
肥満の人にとってはうれしい効果ですよね。
事実この効果から、フォシーガはダイエット医薬品としても人気が高まっています。
しかし、この体重減少効果は、痩せていて脂肪が少ない人にとってはマイナスな影響になってしまいます。
脂肪がない人がフォシーガを服用すると、エネルギーとして体内で分解できるものが筋肉しかないため、筋肉量が減少してしまうのです。
特に、瘦せ型の高齢者はもともと筋肉量が少ないため、筋肉量の低下により転倒や骨折のリスクが高まります。
瘦せ型でフォシーガを服用しているという人は、筋肉量が低下しやすいというリスクを忘れずに十分注意してください。
なお、フォシーガは薬剤耐性と依存性が生じない医薬品です。
つまり、フォシーガを長く服用しても、体が慣れてしまい効きづらくなってしまったり、逆に効果に依存しフォシーガが手放せなくなってしまったりすることがないのです。
この点においても、フォシーガは安心して長期投与ができる医薬品であると言えるでしょう。
フォシーガの長期投与は癌になる？
フォシーガの長期投与に関連して、癌というワードを目にしたことがある人もいるでしょう。
しかし、フォシーガが癌を引き起こすリスクはありません。
以前は膀胱がんのリスクがあると心配されていましたが、現在はフォシーガに発がん性はないと証明されているため、安心して服用し続けることができます。
むしろ最近では、フォシーガには癌を抑制する効果があると期待されています。
フォシーガが分類されるSGLT2阻害薬に血液がんを抑制する効果があるとされ、研究が進んでいるのです。
具体的には、決定的な治療法が確立していない血液がんに対して、フォシーガを使用することで進行の早い悪性細胞の増殖を遅らせる治療法を樹立できるのではないかといわれています。
フォシーガが癌治療にも効果があるとして、その有効性を再評価される日も近いかもしれませんね。
フォシーガダイエットで長期投与は危険か
健康な人であっても、ダイエット目的でフォシーガを長期投与することができます。
ただし、フォシーガによる体重減少のピークは飲み始めてから半年後といわれています。
そのため、半年を過ぎても効果を感じないという場合は、フォシーガの使用をやめて同じダイエット医薬品であるメトホルミンやリベルサスに切り替える方法や、その２つの医薬品と併用してみるといった方法を取ることがおすすめです。
当サイトでは、メトホルミン、リベルサスを使用したダイエットについても別の記事でそれぞれ詳しく解説しています。
メトホルミンやリベルサスは、同じダイエット医薬品でもフォシーガとはまた違った効果や特徴がありますので、興味のある方はぜひこちらからご覧ください。
フォシーガは服用をやめるとリバウンドする？
フォシーガの服用をやめることによるリバウンドの可能性はあります。
ダイエットをフォシーガだけに頼りすぎていると、フォシーガをやめたあと、体内から糖質が排出されなくなることによって体重が戻ってしまうことが考えられます。
リバウンドの対策として、フォシーガを服用している期間から、適度な運動習慣や食事内容の改善など痩せやすい生活習慣を身に着けておくことが大切です。
ダイエット期間中は、フォシーガの効果だけに頼るのではなく、生活習慣も整えることで痩せやすい体づくりを行っていきましょう。
まとめ
フォシーガの長期投与について、この記事で解説したことをまとめました。
- フォシーガは服用期間に制限がなく、長く安全に使用できる医薬品
- 長期投与による体への影響は体重減少
- 体重減少では内臓脂肪が分解されるが、脂肪が少ない人は筋肉が分解されてしまう
- 長期投与による発がんリスクはない
- ダイエット目的で健康な人が飲む場合も長期投与できる
フォシーガは長期投与可能な、安全な医薬品です。
正しく服用し、治療や健康的な生活に役立ててください。
Q&A
フォシーガの長期投与に関連して、よくある質問にお答えしていきます。
Q.フォシーガを長期投与しても痩せない場合は？
A.フォシーガをダイエット目的で飲んでいる人で、継続的に半年ほど飲んでいても痩せないと感じている場合は、用量を10mgに増やす方法やメトホルミンやリベルサスと併用する方法があります。
フォシーガを飲んでいても痩せないとお悩みの人に向けて、考えられる理由や対処法を別の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はこちらからご覧ください。
Q.フォシーガの長期投与は腎臓の機能を低下させる？
A.フォシーガの長期投与が腎臓の負担になることはありません。
むしろ、フォシーガには腎臓にかかる負担を軽減し腎機能を保護する働きが認められています。
フォシーガが持つ腎臓への効果についてはこちらの記事で解説しています。
ぜひご覧ください。
