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シアスマの飲み方|効果的なタイミングや飲み合わせについて解説

シアスマは、有効成分としてタダラフィルを含むシアリスのジェネリック医薬品で、効果が最大36時間持続することが特徴のED治療薬です。

シアスマの効果を最大限に得るには、正しい服用方法を知り、効果的なタイミングで服用することが重要です。

しかし、「いつ飲むのが効果的?」「お酒や食事との相性は?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。

そこで本記事では、シアスマを服用する上で気になる以下の点について詳しく解説していきます。

とくに、初めてシアスマを服用する方はぜひ参考にしてください。

シアスマの基本的な飲み方

シアスマの基本的な飲み方

シアスマの基本的な飲み方は、以下のとおりです。

  • 服用回数:1日1回
  • 服用量:10~20mg
  • 1日の最大用量:20mg
  • 服用タイミング:性行為の約1時間前まで
  • 服用間隔:24時間以上空ける

なお適切な服用量は、以下のように服用する方の状況によって異なります。

シアスマの副作用を抑えて効果を得るためにも、ご自身に適した用量を確認しておきましょう。

初めて飲む方・副作用が心配な方

初めて飲む方や副作用が心配な方は、10mgから服用を開始してください。

効果や副作用の程度を確認して10mgで十分な効果が得られない場合は、20mgへの増量も可能です。

ただし、用量を増やすと副作用のリスクが高まるため、服用後の体調の変化に注意しましょう。

10mgでは効果を実感できなかった方

10mgでは効果を実感できなかった方は、20mgへ増量が可能です。

ただし、20mgは1日に服用できる最大用量で、これ以上の量を摂取しても効果が強まることはありません。
副作用のリスクが高まるだけとなるため、用法用量を守って服用してください。

20mgでも効果を実感できない場合は、服用するタイミングや飲み合わせが関係している可能性があるため、ご自身の服用方法を1度見直してみましょう。

軽度~中等度の肝障害がある方

軽度~中等度の肝障害がある方は、1日の最大用量が10mgを超えないように服用してください。

これは、有効成分の代謝・排泄が遅れる可能性があるためです。
代謝・排泄が遅れると、効果が過剰に強まり副作用を引き起こすリスクが高くなります。

また、肝障害が重度の場合は安全性が確立されておらず、禁忌とされているためシアスマを服用できません。

中等度~重度の腎障害がある方

中等度~重度の腎障害がある方は、副作用のリスクが高いため5mgから服用を開始してください。

中等度の腎障害がある方の1日の最大用量は10mgまでとなっており、10mgを服用後は48時間以上間隔を空ける必要があります。

また、重度の腎障害がある方の1日の最大用量は5mgまでのため、5mgを超えての服用は避けましょう。

シアスマを飲む効果的なタイミングと注意点

シアスマを飲む効果的なタイミングと注意点

シアスマの効果的な服用タイミングと注意点は、以下のとおりです。

①できるだけ空腹時に服用する

②性行為の2~3時間前に服用する

③24時間以内に再度服用しない

シアスマは、食後すぐに服用すると十分な効果を得られない場合があるため、空腹時の服用がおすすめです。

また、服用してから3時間前後で効果が最大になるといわれているため、逆算して性行為の2~3時間前に服用すると良いでしょう。

なお、服用から24時間以内での追加服用は、副作用のリスクを高めるため避けましょう。

次の項目では、3つのポイントについて理由を詳しく解説していきます。

①できるだけ空腹時に服用する

空腹時の服用が望ましい理由は、食後と比べて有効成分の吸収が早いためです。

有効成分のタダラフィルは食事の影響を受けにくい成分であり、シアスマは食事の有無に関係なくご自身の好きなタイミングで服用できます。

しかし、ED改善効果をしっかりと得たい場合は、成分の吸収が早い空腹時の服用がおすすめです。

食前に飲む場合

食前に服用する場合は、空腹時の食事の1時間前を目安にしましょう。

有効成分のタダラフィルは服用後、30分~1時間ほどで体内に吸収されるため、食事の1時間前の服用であれば効果への大きな影響はありません。
また、吸収された後は、カロリーや脂質を気にせず好きなものを食べられます。

食後に飲む場合

食後に服用する場合は、食事から2時間以上間隔を空けましょう。

その理由は、食事が2時間程度で消化されるためです。

ただし、食べ過ぎていると消化が遅れる場合があるため、食事は腹八分目を心がけてください。
また、高脂質な食事はタダラフィルの吸収を妨げる可能性があるため、シアスマの服用前はサラダやそばなどの低脂質な食事が望ましいです。

②性行為の2~3時間前に服用する

有効成分タダラフィルの血中濃度は服用後、3時間前後でピークを迎えて効果が最大になります。(※)

そのため、効果のピークに合わせて性行為の2~3時間前に服用することで最大限の効果を得られるのです。

ただ、シアスマは効果の持続時間が長いため、多少のずれは問題ありません。
理想的なタイミングで服用できない場合でも十分な効果を発揮します。

※参照:シアリス錠5mg/10mg/20-薬物動態

③24時間以内に再度服用しない

シアスマは、1度服用したら次の服用まで24時間以上間隔を空ける必要があるため、24時間以内に再度飲まないように注意してください。

24時間以内の服用は、副作用が過剰に強まる可能性があり、大変危険です。

また、10mgを服用して十分な効果を得られなかった場合でも、追加で服用することはできません。

なお、国内の臨床試験ではタダラフィル20mgを1日1回、10日間連続で服用することで、血中濃度の最大値が40%も増加した(※)と報告されています。
より高い効果を得たい場合は、追加服用ではなく1日1錠の連続服用を試してみるとよいでしょう。

※参照:シアリス錠5mg/10mg/20mg-臨床成績

シアスマとの飲み合わせ

シアスマとの飲み合わせ

シアスマは以下のような飲み合わせに注意することで、副作用を抑えられたり効果を得やすくなったりします。

飲み合わせで注意すべきポイントを詳しく解説しますので、服用前にチェックしておきましょう。

アルコール

シアスマを含むED治療薬とアルコールとの飲み合わせは、適量であれば問題ないとされています。
しかし、飲みすぎには注意が必要です。

アルコールは不安や緊張を和らげてリラックスさせる効果があり、勃起に良い影響を与えて性行為のサポートにつながる可能性があります。

ただ、過剰なアルコール摂取は中枢神経の働きを抑制するため、性的興奮や刺激が脳に伝わりづらくなり勃起しにくい状態になってしまいます。

そのため、シアスマを服用する際に飲酒をする場合は、適量に留めましょう。

適量のアルコールの目安

厚生労働省では純アルコール約20g程度の飲酒を適度な飲酒としており(※)、これが適量とされるアルコールの目安となります。

純アルコール20gは以下の酒量に相当しますので、シアスマを服用する方は、この適量内での飲酒に抑えることを意識しましょう。

  • ビール中瓶1本(500ml)
  • 日本酒1合(180ml)
  • ウイスキーダブル1杯(60ml)

ただし、適量には個人差があり、年齢や体重、性別、アルコールの分解能力などによって異なります。
とくに、女性やアルコールに弱い自覚がある方、高齢の方は純アルコール20gよりもさらに少ない量に留めることが望ましいです。

※参照:厚生労働省-「節度ある適切な飲酒」について

食事内容

シアスマは食事の影響を受けにくいED治療薬ですが、食後すぐや高脂質な食事をとった後の服用は効果を十分に感じられない場合があります。

揚げ物や焼き肉、中華などの高脂質な食事は、脂肪分が腸に膜を張ってタダラフィルの吸収を妨げるおそれがあるためです。

そのため、服用前に食事をとる場合は高脂質な食事を避け、そばやサラダ、和食などの低脂質な食事を意識しましょう。

グレープフルーツは避ける

シアスマを服用する際は、グレープフルーツ(ジュースを含む)の摂取を避けてください。

これは、グレープフルーツに含まれるフラノクマリンという成分が、タダラフィルを分解するCYP3A4という酵素の働きを弱めてしまうためです。

CYP3A4の働きが弱まると、タダラフィルの血中濃度が高くなり効果や副作用を過剰に強めるおそれがあるため、服用中はグレープフルーツの摂取を避けましょう。

併用が禁止されている医薬品(併用禁忌薬)

シアスマは以下の医薬品と相性が悪く、併用が禁止されています。

併用禁忌薬
硝酸剤および一酸化窒素(NO)供与剤
・ニトログリセリン
・亜硝酸アミル
・硝酸イソソルビド
・ニコランジルなど
降圧作用を強めるおそれがある
可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤
・リオシグアト(アデムパス)
血圧低下を起こすおそれがある

硝酸剤と一酸化窒素(NO)供与剤は心不全や狭心症、可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤は慢性心不全の治療に使用される医薬品です。

併用すると降圧作用を強めたり、血圧の低下を引き起こしたりするおそれがあるため、注意が必要です。

併用に注意が必要な医薬品(併用注意薬)

シアスマは、以下の医薬品との併用に注意が必要です。

併用注意薬
CYP3A4阻害剤
・ケトコナゾール
・イトラコナゾール
・クラリスロマイシン
・テラプレビルなど
シアスマの血中濃度が増加するおそれがある
HIVプロテアーゼ阻害剤
・リトナビル
・インジナビル
・サキナビル
・ダルナビルなど
CYP3A4誘導剤
・リファンピシン
・フェニトイン
・フェノバルビタールなど
シアスマの血中濃度が低下するおそれがある
降圧剤
・ドキサゾシン
・テラゾシンなど
血圧を下げる作用を強めるおそれがある
降圧剤
・アムロジピン
・メトプロロール
・エナラプリル
・カンデサルタンなど
カルペリチド
ベルイシグアト

これらの医薬品の併用は禁止されていませんが、併用すると効果が過剰に強まったり弱まったりする可能性があります。

シアスマは併用に注意が必要な医薬品が多いため、持病がある方や服用中の医薬品がある方は、事前に医師または薬剤師に相談しましょう。

シアスマを飲めないケース

以下に該当する方は、シアスマを服用できません。

禁忌
  • シアスマに含まれる成分によって、過敏症を起こしたことがある方
  • 心血管障害があり性行為が不適当とされている方
  • 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤を服用中の方
  • 硝酸剤、一酸化窒素(NO)供与剤を服用中の方
  • 低血圧の方
  • 治療によるコントロールがされていない高血圧の方
  • 治療によるコントロールができていない不整脈がある方
  • 最近3ヶ月以内に心筋梗塞を起こしたことがある方
  • 最近6ヶ月以内に脳出血、脳梗塞を起こしたことがある方
  • 安静にしていても狭心症の症状があらわれる不安定狭心症がある方
  • 性行為中に狭心症の症状がみられた方
  • 網膜色素変性症の方
  • 重度の肝障害がある方

これらに該当する方がシアスマを服用した場合、副作用のリスクが高く、重篤な健康被害につながるおそれがあるため服用しないでください。

注意が必要なケース

以下に該当する方は、シアスマの服用に注意が必要です。

注意
  • 肝障害がある方(重度の場合は服用できない)
  • 重度の勃起不全(ED)の方
  • 性行為が困難なペニスの構造上の欠陥(屈曲、線維化、ペロニー病など)がある方
  • 白血病や鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫など持続勃起症を引き起こすリスクが高い方
  • 出血性疾患または消化性潰瘍がある方
  • 生活習慣の改善や治療をおこなっても血圧が安定しない高血圧の方
  • 高齢者

これらに該当する方は、健康な方と比べて副作用を引き起こす可能性が高いため、注意しましょう。
とくに、持病がある方は服用前に医師または薬剤師に相談してください。

まとめ

これまでにお伝えした、シアスマの飲み方について以下のようにまとめました。

  • 通常1日1回10~20mgを服用する
  • 空腹時、性行為の2~3時間前の服用がおすすめ
  • アルコールや食事、医薬品との飲み合わせに注意する

シアスマは正しい服用方法を守り、服用のタイミングや飲み合わせを意識することでより高い効果を期待できます。
効果の持続時間が長いED治療薬をお求めの方は、ぜひシアスマの購入をご検討ください。

よくある質問

シアスマの飲み方に関するよくある質問にお答えしていきます。

シアスマを飲んだ24時間後にバイアグラを飲むことは可能?

シアスマを服用後、24時間以上空けていればバイアグラを飲むことは可能です。

ただし、シアスマ20mgの効果持続時間は最大36時間であり、その間は効果が続くとされています。
シアスマ20mgを服用後36時間以内に他のED治療薬を服用すると、効果や副作用が過剰に強まるおそれがあるため注意が必要です。

シアスマは2錠飲んでもいい?

シアスマは用量に関係なく、1日1回1錠までの服用のため、1日に2錠飲むことはできません。

1日に2錠飲んだ場合、有効成分の血中濃度を上昇させて副作用のリスクが高まるおそれがあります。
用法用量を守って正しく服用しましょう。

シアスマを半分にして飲むとどうなる?

シアスマを半分にして服用すると、本来得られる効果が十分に得られなくなる可能性があるため推奨されていません。

半分にしての服用は、安全性や有効性に関するデータがありませんが、効果が弱まったり、効果の持続時間が短縮されたりするおそれがあるとされています。

安定した効果を得るためにも、分割せずに服用することが望ましいです。