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うつ病で眠れないときの睡眠薬の取り入れ方について

うつ病で眠れないときの睡眠薬の取り入れ方について

うつ病では、不眠の症状を伴うことが多くあります。

そこで、この記事ではうつ病治療中の睡眠薬の取り入れ方や、睡眠とうつ病の関係性について解説していきます。

うつ病で眠れない日が続いている人や、睡眠薬の服用を検討している人は参考にしてください。

うつ病による不眠には睡眠薬を取り入れることもある

うつ病の治療中は、夜にしっかり眠って脳を休めることが必要なため、不眠の症状が強いときには睡眠薬を取り入れることがあります

うつ病の症状のひとつに不眠があり、夜に眠れないと悩む人も少なくありません。
睡眠不足はうつ病の悪化につながることもあるため、夜に眠れないことを放置するのはデメリットになります。

そのため、うつ病による不眠の症状が強いときには睡眠薬を取り入れて十分な睡眠を確保することが大切なのです。

睡眠とうつ病の関係性

睡眠とうつ病には密接な関係があります

うつ症状がある人は、睡眠障害を抱えていることが多いです。
逆に眠れない状態が続くことで、心身の不調が生じてうつ病を発症することもあります。

また、睡眠不足はうつ症状を悪化させる可能性があるのです。
その一方で、十分な睡眠はうつ病の改善につながるとされています。

このように、睡眠とうつ病には密接な関係があるのです。

うつ病で眠れないときに使う睡眠薬の種類

うつ病で眠れないときは、主にベンゾジアゼピン系非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が使用されます。

この種類の睡眠薬が使用される理由は、以下の通りです。
①うつ状態のときは、寝つきが悪い入眠障害が現れやすいため
②不眠の症状が強いときに、一時的に使用するため

入眠障害に対する一時的な使用を目的とすることが多いため、超短時間型や短時間型のベンゾジアゼピン系睡眠薬や、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬が使用されます。

なお、当サイトでは超短時間型の非ベンゾジアゼピン系睡眠薬であるルネスタのジェネリック医薬品を取り扱っています。
ルネスタは、不眠症の治療薬として病院で処方されることも多い、有効性と安全性が高い睡眠薬です。

睡眠薬と抗うつ薬の併用について

睡眠薬と抗うつ薬は、医師が必要だと判断した場合は併用することがあります
しかし、自己判断での併用は危険なため注意が必要です。

睡眠薬や抗うつ薬の種類によっては、併用禁忌薬や併用注意薬に該当する場合があります

そのため、睡眠薬と抗うつ薬の併用は必ず医師の指導の下でおこなってください。

うつ病による不眠で睡眠薬が効かない場合

うつ病による不眠で睡眠薬が効かない場合は、以下のような原因が考えられます。

・睡眠薬に耐性が付いている
・睡眠薬が症状に合っていない

うつ病による不眠の症状が強いときは、ベンゾジアゼピン系睡眠薬を使用することが多いです。
しかし、ベンゾジアゼピン系睡眠薬は連続して使用すると、耐性が付いて効果が弱くなる可能性があります

また、うつ病に伴う睡眠障害では入眠障害が起こることが多いですが、途中で何度も目が覚めてしまう中途覚醒や、早朝に目が覚めてそれ以降眠れなくなる早朝覚醒が起こる人もいます。
中途覚醒や早朝覚醒に対して、作用の持続時間が短い睡眠薬を使用すると効果を感じられない可能性があるのです。

このように、うつ病による不眠で睡眠薬が効かないときは、耐性が付いていたり、睡眠薬が症状に合っていない可能性が考えられます。

睡眠薬だけでうつ病による不眠は治るのか

睡眠薬だけでうつ病による不眠を解決させることは、望ましくないとされています。

その理由は、不眠の原因であるうつ病自体の治療ができておらず、根本的な解決にはならないためです。

睡眠薬はうつ病による不眠の症状に効果的ですが、睡眠薬にうつ病自体の治療効果や、再発防止効果はありません

そのため、うつ病による不眠の改善は睡眠薬だけでは不十分とされているのです。
抗うつ薬などを取り入れたうつ病自体の治療や、うつ病の原因となった環境などのストレスを取り除くことが重要になります。

まとめ

睡眠薬とうつ病について、ここまでに解説したことをまとめました。

・うつ病による不眠の症状が強いときは睡眠薬を取り入れることがある
・うつ病による不眠に対しては、主にベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が使われる
・睡眠薬はうつ病による不眠に効果的だが、睡眠薬だけで解決させることは望ましくないとされている

うつ病によって眠れない日が続いている人は、医師へ相談したうえで、うつ病の治療と合わせて睡眠薬の使用を検討してみてください。

よくある質問

睡眠薬やうつ病についてのよくある質問にお答えします。

睡眠薬によってうつ病が悪化することはある?

医学的には、睡眠薬によってうつ病が悪化するという根拠はないとされています。

しかし、うつ病で抗うつ薬と睡眠薬を併用していて、頭がボーッとして回らないという不調を感じている人もいます。

この不調の原因が睡眠薬によるうつ病の悪化なのか、抗うつ薬または睡眠薬が効きすぎていることが原因なのかの判別はできかねるため、このような不調を感じた場合は主治医へ相談してみましょう。

睡眠薬の代わりになる抗うつ薬は?

うつ病による不眠の症状に睡眠薬の代わりとして使用される抗うつ薬は、鎮静系抗うつ薬です。

NaSSA四環系、三環系などがあり、抗ヒスタミン作用が強く、催眠作用も強く認められる鎮静系抗うつ薬です。