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メトホルミンで痩せないのはなぜ?効かない原因と対処法
「メトホルミンを飲んでいるのに痩せない」
「メトホルミンが効かないのはなにか原因があるの?」
このような疑問や不安をお持ちではありませんか?
そこでこの記事では、メトホルミンを飲んでも痩せない原因や対処法をわかりやすく解説していきます。
さらに、実際にメトホルミンで痩せた人が行っていたダイエット方法もまとめました。
たくさんの解決策をご用意しましたので、「メトホルミンが効かない」とお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
メトホルミンで痩せない原因
メトホルミンを飲んでも痩せない場合、考えられる原因は以下の通りです。
・服用期間が短い
・たまに飲み忘れる
・食べ過ぎ
・運動不足
・痩せている人や平均体重の人
・腎臓による抗酸化性タンパク質の過剰生成
服用期間が短い、たまに飲み忘れる、食べ過ぎ、運動不足の4つについては、正しい知識のもとでしっかりと対策することで解決できる原因です。
そこで、メトホルミンで痩せない時の対処法を次項で紹介します。
ちなみに、「メトホルミンをこのように活用するとダイエット効果が高まる」というようなメトホルミンの痩せる飲み方については、別の記事でいくつか紹介しています。
まだご覧になっていない人は、この記事にある方法もあわせて実践してみましょう。
メトホルミンで痩せないときの対処法
メトホルミンで痩せない時の対処法は以下の通りです。
①継続的に飲み続ける
②飲む量を増やす
③食事内容を見直す
④運動を生活に取り入れる
⑤メトホルミンと別の医薬品を併用する
どれも簡単に実践できそうですよね。
実際にこの5つの対処法は、注意点やコツはあるものの取り組みやすいものばかりです。
それでは次項から、具体的な実践方法についてわかりやすく解説していきます。
①継続的に飲み続ける
メトホルミンで痩せるには時間がかかるため、一定期間は飲み続ける必要があります。
メトホルミンのおもな効果は食欲の抑制です。
しかし食欲が抑えられても、いきなり体重が減るわけではありません。
徐々にダイエット効果を発揮する医薬品なため、一定期間はメトホルミンを飲み続けてください。
少なくとも1か月飲み続ければ、メトホルミンによる体重減少の効果を実感できるでしょう。
服用期間が短い場合はもちろんですが、飲み方を間違えていたり飲み忘れが多かったりすると、効果を得るまでさらに時間がかかってしまうので注意です。
飲み方や飲み忘れに気を付けながら、メトホルミンを1か月以上飲み続ければ、体重の減少だけではなく痩せやすい体質へと変えてくれるでしょう。
②飲む量を増やす
メトホルミンは飲む量を増やすことでダイエット効果がアップします。
メトホルミンが効く量は個人差があるため、人によっては少量のメトホルミンでは効果が出ない場合があるのです。
また、メトホルミンは量に応じて効果が強まる医薬品のため、今の効果では物足りないという人にとっても、飲む量を増やすことはおすすめの方法です。
飲む量を増やす方法としては、メトホルミンが効果を発揮する1カ月おきに1回分の量を250㎎ずつ増やしていくことがおすすめです。
このタイミングで飲む量を増やしていくことで、高い効果を維持し続けることができます。
ただし、メトホルミンの1日の最大摂取量は2,250mgなので、この量に到達した場合はそれ以上増やさないようにしましょう。
ちなみに、メトホルミンは飲む量を増やすほど副作用も出やすくなりますが、飲み続けていれば1~2週間で治まることが多いのでご安心ください。
飲む量を1カ月おきに少しずつ増やしていくことで、継続的な体重減少効果を実感できるでしょう。
③食事内容を見直す
メトホルミンを飲んでいても、食べ過ぎていれば痩せることはできません。
メトホルミンには、直接的な体重減少効果があるわけではありません。
食欲を抑制する効果、満腹感を持続させる効果などによって、間接的に体重減少につなげています。
そのため、1日の食事量が「摂取カロリー > 消費カロリー」となっている場合は、いくらメトホルミンを飲んでいても痩せることはできないのです。
最低でも「摂取カロリー = 消費カロリー」であれば、メトホルミンの効果で痩せていきます。
食べ過ぎている場合は、まず食事内容を高タンパク・低脂質なものに変えてみましょう。
高タンパク・低脂質な食事は、摂取カロリーを抑えることができ、食べたものが脂肪になりにくいと言われています。
いきなり食生活を変えることが難しいという人は、おやつを減らすことから始めるのも効果的です。
ただし、過度な食事制限は、メトホルミンによる副作用が起こりやすく危険な場合があります。
メトホルミンを飲んでいる間は、「何も食べない」「糖分を一切取らない」といった栄養不足になるような制限は控えてください。
食べ過ぎには十分気を付けて、バランスが取れた健康的な食事を心がけましょう。
④運動を生活に取り入れる
メトホルミンによるダイエット効果をより発揮するために、軽い運動を一緒に行うことが効果的です。
メトホルミンには筋肉を増やす働きと脂肪を燃焼する働きがあるため、軽い運動を取り入れることで効率的に体を引き締めることができるのです。
また、体が引き締まることで見た目の変化もわかりやすいため、より一層ダイエット効果を実感することができます。
ただし、激しい運動をするとメトホルミンによる重大な副作用を引き起こす場合があるので、メトホルミンを飲んでいる時は激しい運動ではなく軽い運動をしてください。
例えば、室内でできる軽いストレッチや、1日10分程度のウォーキングなど、無理のない範囲で簡単な運動を取り入れるだけでもメトホルミンにより筋肉が効率的に働きます。
ちなみに、主に下半身につく皮下脂肪はお腹周りの内臓脂肪に比べて落ちにくいため、皮下脂肪に悩んでいる人は部分痩せのトレーニングをメトホルミンと合わせて行うと効率的です。
生活に軽い運動を取り入れることで、メトホルミンの効果を最大限に生かし美しい体型を手に入れましょう。
⑤メトホルミンと別の医薬品を併用する
メトホルミンを別の医薬品と併用することで、ダイエット効果が大きく現れる場合があります。
メトホルミンとの併用に有効な医薬品として、リベルサスなどの、メトホルミンと同じ血糖降下薬が挙げられます。
メトホルミンと他の血糖降下薬を併用することで、それぞれが持つ働きの相乗作用がもたらされるため、メトホルミン単体以上の効果が発揮されるのです。
例えば、血糖降下薬の中でもSGLT2阻害薬に分類されるフォシーガという医薬品には、尿から余分な糖を排出する働きがあります。
フォシーガとメトホルミンを併用すると、そのフォシーガの働きとメトホルミンが持つ糖の排出を促す働きが合わさって、単体で飲むよりも大きな糖質カット効果を得ることができます。
ただし、メトホルミンと他の血糖降下薬は、併用することで副作用が出やすくなる可能性もあるため、併用している間は体調の変化に注意しましょう。
副作用に気を付けながらメトホルミンと他の医薬品をうまく併用することで、より大きな体重減少効果を得ることができるでしょう。
フォシーガとメトホルミンを併用しても痩せない原因
フォシーガとメトホルミンを併用しても痩せない場合の原因として、2つとも体質に合っていないことが考えられます。
医薬品を代謝する肝臓の酵素が、自分の体質に合わない医薬品を速く代謝しすぎてしまうことがあるためです。
この代謝酵素は遺伝子によって個人差があるので、同じ医薬品でも効きやすい人と効きにくい人が出てきます。
では、飲んでいる医薬品が体質に合っていない場合どのように対処すれば良いのでしょうか?
その対処法について次項で解説していきます。
メトホルミンが効かない時の解決策
どうしてもメトホルミンが効かない時は、思い切って別の医薬品に切り替えることが有効的です。
効かない原因が単にメトホルミンが体質に合わないというだけなのであれば、別の医薬品に切り替えるだけであっさり効果が出ることがあります。
また、医薬品ごとに働きや飲み方も変わるため、別の医薬品を試してみることで自分の生活によりぴったりなものが見つかるかもしれません。
以下の医薬品は、メトホルミンと同じダイエット効果がある血糖降下薬です。
・ゼニカル
・カナグル など
「長期間飲み続けているのに効果が出ない」とお悩みの人は、まずはぜひこれらの医薬品の詳細を見てみてください。
次項では、口コミに寄せられたメトホルミンダイエットで実際に痩せた人の方法を紹介していきます。
メトホルミンによりダイエットに成功した人が、具体的にどのような方法でどのくらい痩せたのか見ていきましょう。
メトホルミンで実際に痩せた人の方法
ここでは、メトホルミンで実際に痩せた人のダイエット方法を紹介していきます。
「食事制限をした」
・脂っこいものをやめてサラダやうどんを食べるようにしたら、1か月で約5㎏痩せた
・20時以降は食べないようにしたら、2カ月半で7㎏痩せた
「運動をした」
・食事制限のほかに毎日3キロランニングをしたら、4カ月で14㎏減量した
・週に2回30分の運動との併用で、1か月で4㎏減量した
「フォシーガと併用した」
・フォシーガだけだと、体から糖が出ていく反動で余計に甘いものを食べたくなるが、メトホルミンと併用することで食欲が抑えられた
また、メトホルミンダイエットの方法については、別の記事でより詳しく解説しています。
ぜひメトホルミンの詳しい働きや、メトホルミンダイエットの基本的なやり方をおさらいしてください。
メトホルミンで痩せない場合や効かないときは偽物?
今のところ、個人輸入(通販)で購入したメトホルミンが偽物だったという問題は起こっていません。
そもそも、メトホルミンに関しては安価な医薬品なので、悪徳業者が偽物を作って売っても儲からないことが考えられます。
しかしある調査によれば、個人輸入したメトホルミンに、錠剤の割れなど不良品が発見されたという事例が報告されています。
そのため、メトホルミンを個人輸入する場合は、レビューをしっかりと確認するなどの注意が必要です。
さらに、Google検索だと稀にフィッシングサイトが広告表示や上位表示されていることがあります。
すべてのサイトが安全とは言い切れないので、利用するサイトが信頼できるものかどうかよく見極めましょう。
日ごろ利用する安全な通販サイトのURLは、メモしておくかブックマークしておくことがおすすめです。
偽物や不良品を受け取ってしまうことがないよう、メトホルミンは信頼できる販売サイトから安全に購入しましょう。
以下のURLから、当サイトのメトホルミン商品ページに問題なく移動できます。
興味のある人はぜひこちらからご覧ください。
まとめ
この記事で、ここまで解説したことを以下にまとめました。
- メトホルミンを飲んでも痩せない原因
・服用期間が短い
・たまに飲み忘れる
・食べ過ぎ
・運動不足
・痩せている人や平均体重の人
・腎臓による抗酸化性タンパク質の過剰生成 - 解決策
①継続的に飲み続ける
②飲む量を増やす
③食事内容を見直す
④運動を生活に取り入れる
⑤メトホルミンと別の医薬品を併用する - 実際に痩せた人の方法
「食事制限をした」
「運動をした」
「フォシーガと併用した」 - メトホルミンの偽物が見つかった事例はない
念のため、個人輸入する場合は信頼できるサイトから購入する。
メトホルミンのダイエット効果は、即効性があまりないため、目に見えるほど痩せたと実感できない人がいるかもしれません。
しかし、飲み続けることで太りにくい体質に近づけるといわれており、リバウンドしにくいダイエットや、美しい体づくりにぴったりの医薬品です。
これまでメトホルミンによる効果に満足できなかった人も、あきらめずに今回紹介した解決策に取り組んでダイエット効果を実感してください。
Q&A
メトホルミンを飲んでも痩せない理由に関連して、よくある質問にお答えします。
Q.服用期間が長いのに痩せない理由は?
A. メトホルミンの量が足りておらず効果が出ないというケースがあります。
メトホルミンの効果を実感できる量には個人差がありますが、基本的には1か月ごとに少しずつメトホルミンを飲む量を増やしていくことがおすすめです。
例えば、1日500mgから始めたのであれば、750mg、1,000mgと250㎎ずつ増やすことができます。
飲み始めや増量したばかりの時は副作用が出ることもありますが、1~2週間で治まるため、しばらく飲み続けながら様子を見ましょう。
Q.メトホルミンを飲んだらむしろ太ることはある?
A. 基本的にメトホルミンを飲んで太ることはあまりないものの、副作用のひとつにむくみがあります。
メトホルミンは糖尿病治療薬の中でも体重増加を起こしにくい医薬品ですが、1%未満の確率でむくみの副作用が起こることがあるため、メトホルミンを飲んでむしろ太ったと感じる場合はむくみ取りを行ってみてください。
Q.メトホルミンを飲むと便秘になる?
A. 便秘はメトホルミンの副作用のひとつです。
便秘を含む消化器症状は、メトホルミンの副作用として特によく見られます。
このような症状への対処法としては、整腸剤を飲むことがおすすめです。
ビオフェルミンやミヤbmなどの整腸剤は、腸内環境を整えて善玉菌を増やすため、メトホルミンによる消化器症状の改善にとても役立ちます。
整腸剤とメトホルミンを併用し、メトホルミンを無理なく飲み続けていきましょう。