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リベルサスとフォシーガの併用について解説
ともにメディカルダイエットに活用できるダイエット薬であるリベルサスとフォシーガ。これら2種類の医薬品は、より効果的なダイエットのために併用することができます。
ただし、リベルサスとフォシーガは飲み方が違うため、併用の際はいくつかの点に注意が必要です。
この記事では、リベルサスとフォシーガそれぞれの特徴や違いについても解説しつつ、どのようにして併用すべきか解説していきます。
メディカルダイエットをより確実に進めたい人は、ぜひチェックしてみてください。
リベルサスとフォシーガを併用するときの飲み方と注意点
起床時にリベルサスを飲んだ後、フォシーガを飲みます。
その際、リベルサスを飲んでから少なくとも30分以上経過してからフォシーガを飲みましょう。
リベルサスを飲んだ後、最短で30分間の絶飲食の時間を取らなければ有効成分の吸収に影響が出る恐れがあるためです。
また、リベルサスは6時間以上の絶飲食を経て飲むことが望ましいとされているため、フォーシガを先に飲まないでください。
その他、併用する際の注意点としては、相乗効果が期待できる一方、副作用の低血糖が起こりやすくなることが挙げられます。
では次に、リベルサスとフォシーガの飲み方の違いについて詳しく解説していきます。
リベルサスの飲み方
リベルサスは1日1回1錠、空腹時に120ml以下の水で飲みましょう。
飲むタイミングは、起床時がおすすめです。
起床時であれば睡眠時間を経て胃が空になっているため、リベルサスの有効成分をスムーズに吸収させることができます。
また、リベルサスを飲んだ後は30分以上、絶飲食の時間を取りましょう(絶飲食は2時間が理想です)。
絶飲食の間は、フォーシガを含む医薬品やサプリなども口にしてはいけません。
なお、リベルサスの飲み方について、別の記事で詳しく解説しています。
気になる人はこちらをチェックしてみてください。
フォシーガの飲み方
フォシーガは1日1回、5mgまたは10mgを水で飲みます。
リベルサスと異なり、飲むタイミングはいつでも構いません。
また、飲んだ後に絶飲食の時間を取る必要もありません。
ただし、飲むタイミングとして、寝る前は控えたほうが良いでしょう。
フォーシガには尿量を増やす作用があるため、夜中に尿意を催して目覚める可能性があります(体内の余分な糖質の尿排泄を促す作用によるものです)。
いつでもトイレに行ける日中に飲むのがおすすめですが、リベルサスと一緒のタイミングで飲みたい場合は、リベルサスを飲んだ後30分~2時間空けましょう。
リベルサスとフォシーガを併用したときの効果
リベルサスとフォシーガを併用することで、単体で飲む以上の効果が期待できます。
数あるダイエット薬の中でも、リベルサスは体重減少効果がとくに高く、フォーシガはリベルサスに次いで2番目に高いといわれています。
そのため、より確実にダイエット効果を感じたい人や、リベルサスやフォーシガ単体では十分に効果が感じられない人には併用がおすすめです。
ただし、副作用が起きるリスクも高まるため、注意が必要です。
次からは、リベルサスとフォーシガを併用した際の副作用について詳しく解説します。
リベルサスとフォシーガを併用したときの副作用
リベルサスとフォシーガを併用した際、血糖値が下がりすぎて低血糖になることがあります。
併用によって低血糖が起こるのは、リベルサスとフォーシガにそれぞれ血糖値を下げる作用があるためです。
低血糖を発症した際の主な症状としては手足の震え、冷や汗、倦怠感などが挙げられます。
その他、リベルサスの副作用として吐き気、下痢、便秘、胃のむかつきなどがあります。
また、フォシーガの副作用として挙げられるのは脱水や尿路感染症などです。
では、次に上記のような副作用が起きた際の対処法について解説します。
副作用への対処法
低血糖の症状が現れたら、すみやかにブドウ糖や砂糖を含む飲料、食品を摂りましょう。
それでも症状が回復しない場合は、医師に相談してください。
また、リベルサス特有の消化器系の副作用(吐き気、下痢など)は整腸剤などで対処できます。
さらに、フォシーガによる脱水症状を防ぐには十分な水分補給が必要です。通常より500ml多く飲むことを目安にしてください。
ただし、飲水量によってリベルサスの効果に差が出るという研究結果が報告されているため、水分補給のタイミングには注意してください。
ちなみに、フォシーガは食べ過ぎたときのレスキューとしてのみ使用することもできます。
併用すると重い副作用が現れる場合は、「食べ過ぎたときだけ飲む」という使い方がおすすめです。
まとめ
ここまでの記事の内容をまとめてみましょう。
- リベルサスとフォシーガは併用できる
- 併用するときは飲むタイミングを最低30分以上はあける
- 併用した時の副作用として低血糖の症状が出る可能性がある
- フォシーガは食べ過ぎたときのレスキューとしてのみ使用することも可能
リベルサスとフォーシガは、ともに高い体重減少の作用があり、併用することで相乗効果に期待できます。
ただし、服用の際はリベルサスを先に飲み、30分以上の絶飲食を経てフォシーガを飲みましょう。
低血糖などの副作用があることを押さえ、もしものときはすみやかに対処することも大切です。
なお、リベルサスとフォシーガは、グー薬局でそれぞれ取り扱っています。
興味がある人はぜひチェックしてみてください。
リベルサス
フォシーガ
Q&A
リベルサスとフォシーガの併用に関して、よくある質問をQ&A形式でまとめてみました。
Q.リベルサスとフォシーガは保険適用になりますか?
A. 保険適用になる場合とならない場合があります。
リベルサスは、糖尿病治療の場合は保険適用、ダイエット目的の場合は保険適用外です。
フォシーガも、同じく糖尿病治療の場合は保険適用となります。
また、慢性腎臓病や慢性心不全の治療で使用する場合も保険適用です。
ダイエット目的の場合は保険適用外です。
リベルサスもフォシーガも、医療機関で処方してもらう場合、ダイエット目的だと保険が適用されません。
また、医療機関を利用する場合は診察費などもかかります。
より費用を抑えたい人は、個人輸入を検討するのがおすすめです。
Q.フォシーガとリベルサスはメトホルミンとも併用できる?
A. 併用することが可能です。
メトホルミンは、フォシーガやリベルサスと同じく2型糖尿病の治療薬として開発された医薬品であり、糖質の生成を抑える他、インスリンの感受性を高め、よりしっかり働くように促します。同時にダイエット効果も認められていることから、ダイエット目的で処方する医療機関が多く見られます。
そんなメトホルミンならではの特徴として挙げられるのは、血糖値を下げる作用を持たないため、低血糖などの副作用が起こりにくい点です。
なお、メトホルミンの併用について、詳しい内容は別の記事で解説しています。
興味がある人は、こちらをチェックしてみてください。